実習 4: [天体の方向計算]を使用して方位角を計算する

この実習では、[天体の方向計算]を使用して、太陽の観測を基に方位角を時角として計算します。

方位角の計算には、単一前視と複数前視のいずれかの方法を使用できます。太陽観測には、複数前視を用いるのが一般的なため、この実習では、複数前視による方法を使用します。

この実習は、「実習 3: [測量コマンド ウィンドウ]を使用して測量データを作成する」から継続しています。

[天体の方向計算]を使用して方位角を計算する

    注:

    この実習では、前の実習で変更を加えた Survey-4C.dwg を使用します。

  1. [解析]タブ [地盤データ]パネル [測量]ドロップダウン [天体の方向計算] 検索をクリックします。
  2. [天体の方向計算]ダイアログ ボックスで、次のパラメータを指定します。

    [計算タイプ]

    • [計算タイプ]: サンショット計算

    [観測測点データ]

    • [測点ポイント]: 2
    • [後視のポイント]: 1
    • [測点の緯度]: 36.04
    • [測点の経度]: -94.1008
    • [UT1 時間]: 13.34024

    [天体歴データ]

    • [GHA 00 時]: 180.13402
    • [GHA 24 時]: 180.10431
    • [偏差 00 時]: 22.54505
    • [偏差 24 時]: 22.59437
    • [太陽の角半径]: 0.15468
  3. をクリックします。

    テーブルに新しい観測セット Set:1 が表示されます。

  4. Set:1 に対して、次のパラメータを指定します。

    直接

    • [後視観測]: 0.00
    • [太陽観測]: 351.0835
    • [終了時間]: 0.121590

    反転

    • [後視観測]: 180.0005
    • [太陽観測]: 171.3520
    • [終了時間]: 0.154210
    注:

    これらの観測により、測点から見た後視ポイントの実際の天文方位が決まります。観測の終了時間を入力すると、観測した方向および平均の方向が自動的に計算されます。

  5. をクリックします。

    テーブルに新しい観測セット Set:2 が表示されます。

  6. Set:2 に対して、次のパラメータを指定します。

    直接

    • [後視観測]: 0.00
    • [太陽観測]: 351.1300
    • [終了時間]: 0.12491

    反転

    • [後視観測]: 180.0005
    • [太陽観測]: 171.3800
    • [終了時間]: 0.16030
  7. をクリックします。

    テーブルに新しい観測セット Set:3 が表示されます。

  8. Set:3 に対して、次のパラメータを指定します。

    直接

    • [後視観測]: 0.00
    • [太陽観測]: 351.1450
    • [終了時間]: 0.13112

    反転

    • [後視観測]: 180.0005
    • [太陽観測]: 171.4145
    • [終了時間]: 0.16313

    上記データの入力が完了すると、[天体の方向計算]により計算された[相加平均方向]の値は SOUTH87.967088EAST となります(図面設定の[方向の測量タイプ][方位]に設定されている場合)。

  9. [天体の方向計算]を閉じます。

このチュートリアルを続けるには、「実習 5: 区画から測量図形を作成する」に進んでください。