実習 1: 測量データに対してクエリーを実行する

この実習では、[測量コマンド ウィンドウ]を使用して、測量データに対するクエリーを実行します。

ここでは、[ポイントのインバース]コマンドを使用して、2 点間の方向と距離を調べます。

この実習は、チュートリアル: 測量データを読み込む、表示するから継続しています。

測量データベース設定を指定する

  1. チュートリアル図面フォルダにある Survey-3.dwg を開きます。

    この図面には、フィールド コード化された測量データを読み込むで作成した測量ネットワークが含まれています。

  2. [ツールスペース][測量]タブで、[測量データベース]コレクションを展開します。
  3. データベース Survey 1 が開いていない(隣に が表示されていない)場合は、それを右クリックし、[開いて編集する]をクリックします。
    注:

    既定では、リソースの使用率を節約するために、Autodesk Civil 3D の起動時にはすべての測量データベースが閉じられた状態になっています。

  4. Survey 1 を右クリックします。[測量データベース設定を編集]をクリックします。
  5. [測量データベース設定]ダイアログ ボックスで、[測量コマンド ウィンドウ]プロパティ グループを展開します。次のパラメータを指定します。
    • [ポイントの方向の反映]: [はい]
    • [図形の方向の反映]: [はい]
    • [ポイントの座標の反映]: [はい]
    • [図形の座標の反映]: [はい]
    • [コマンドの反映]: [はい]

    これらの設定により、[測量コマンド ウィンドウ]に表示される情報が決まります。

  6. [OK]をクリックします。

[測量コマンド ウィンドウ]を使用してデータをクエリする

  1. [測量]タブで、[ネットワーク]コレクションを展開します。Survey Network 1 を右クリックします。[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. [測量コマンド ウィンドウ]で、[表示]メニュー [ポイント ズーム]の順に選択します。
  3. [ポイントを入力]ダイアログ ボックスで、1 と入力します。[OK]をクリックします。

    図面では、ポイント 1 がズームされます。

  4. [ポイント情報]メニュー [ポイントのインバース]の順に選択します。
  5. [ポイント情報 - ポイントのインバース]ダイアログ ボックスで、次のように入力します。
    • [始点]: 1
    • [前方ポイント]: 2
  6. [OK]をクリックします。

    以下のような情報が、コマンド出力領域に表示されます。この情報は、各ポイントの場所、およびポイント間の方向と距離を示すものです。

    !
    ! POINT 1       NORTH: 5000.0000       EAST: 5000.0000       EL: 263.6500   
    !
    !    Distance:  300.000         Course:  N 72-56-33 E
    !
    ! POINT 2       NORTH: 5087.9995       EAST: 5286.8036       EL: 259.9600
  7. [測量コマンド ウィンドウ]を閉じます。

このチュートリアルを続けるには、「実習 2: トラバース解析を実行する」に進んでください。