チュートリアル: ローカル標準に準拠する線形を設計する

このチュートリアルでは、地域機関で規定されている基準を線形設計が満たしているかどうかを検証する方法について学習します。

設計基準を使用して線形を作成するワークフローは、設計基準を使用しないで線形を作成する場合と基本的に同じです。線形の作成時に設計基準ファイルを選択できます。設計基準ファイルでは、横断勾配摺り付けの計算方法、最小半径テーブル、および摺り付け(緩和曲線)の長さテーブルを指定することができます。Autodesk Civil 3D に付属している設計基準ファイルには、AASHTO 設計標準が記述されています。ローカル設計標準が AASHTO 標準と異なる場合は、[設計基準エディタ]ダイアログ ボックスを使用して、カスタム設計基準ファイルを作成することができます。

線形設計基準の中には、設計基準ファイルのテーブル形式で使用できないものがあります。これらの基準については、デザイン チェックを定義して、設計標準を検証することができます。線形にデザイン チェックを適用するには、デザイン チェック セットにデザイン チェックを追加する必要があります。

設計基準ファイルで指定した最小値またはデザイン チェックにサブ図形の設計パラメータが違反している場合、図面ウィンドウ内のサブ図形に警告記号が表示されます。警告記号は、[線形図形]ビスタおよび[線形レイアウト パラメータ]ダイアログ ボックスで違反のある値の横にも表示されます。警告記号にカーソルを合わせると、違反のあった標準がツールチップに表示されます。警告記号の表示は線形スタイルで制御します。

注:

[線形プロパティ]ダイアログ ボックスの[設計基準]タブでも、線形の作成後に設計基準を線形に適用することができます。