ケーブル&ハーネスでは、ハーネスの詳細を表示するために、Autodesk Inventor の部品表(BOM)の機能がサポートされています。これには、既存のハーネス オブジェクトに関連付けられたワイヤ、ケーブル、リボン ケーブル、コネクタ、およびすべてのバーチャル パーツが含まれます。既定では、部品表構造プロパティは、ハーネス パーツの状態を「仮想」として部品表に定義します。
部品表の使用方法の詳細については、Autodesk Inventor ヘルプで、次のトピックを参照してください。
ハーネス アセンブリをドキュメント化するには、次の図面を作成します。
Autodesk Inventor の標準図面では、ケーブル&ハーネス情報は他のパーツやアセンブリのように扱われ、通常の図面管理の方法やコマンドを使用して詳細を設定できます。ワイヤ、ケーブル、リボン ケーブルおよびセグメントは、アセンブリでのレンダリング表示同様に自動的に図面に表示されます。ルームを表示するように設定されている(既定)場合、ルームがルームの色で表示されます。他のバーチャル パーツは表示されません。寸法の決定を容易にし、計算時間を短縮するため、ワイヤ、セグメント、およびケーブルの中心線のみを手動で図面ビューに含めることもできます。その際にはスプライスも手動で図面ビューに含める必要があります。
図面ビューにワイヤまたはケーブルの中心線を含め、配線されるセグメントは含めない場合、Autodesk Inventor はワイヤまたはケーブルが配線されるセグメントを決定し、それらの中心線をワイヤまたはケーブルとともに表示します。
既定では、一意の部品番号を持つ各ハーネス オブジェクトは、個別のコンポーネントとして部品表に表示されます。タイプと部品番号が同一のコンポーネントは単一エントリとして表示され、このエントリの数量は、単一エントリにまとめられた、つまり組み合わせたコンポーネントの合計数に反映されます。
ワイヤ、ケーブル、ルームなどのハーネス オブジェクトでは、数量に長さが反映されます。ワイヤ、ケーブル、リボン ケーブルの場合、この長さは調整後の長さを表します。ルームの場合は、ルームがアタッチされたセグメント部分の長さを表します。長さを持つハーネス オブジェクトが部品表に表示されるときには、部品番号に加えて ID が割り当てられます(例: FIT-221-3/64-Loom1)。この ID によって各部品番号が一意になります。そのため、部品表ではこれらのオブジェクトを部品番号でひとまとめにすることができません。これらのハーネス オブジェクトをひとまとめにしたり合計長を取得するには、[ストック番号]プロパティが使用されます。