タイム スライダ(Time Slider)をカスタマイズする

作業に合わせてタイム スライダ(Time Slider)のさまざまな要素のカラーとサイズを変更することができます。

タイム スライダ(Time Slider)のサイズを変更する

インタフェースの他の要素と同様な方法で Maya のタイム スライダ(Time Slider)のサイズを変更するには、カーソルを上端に合わせ、カーソルが分割カーソルに変わってから上下にドラッグします。

ワークスペースと一緒にタイム スライダ(Time Slider)の高さが保存されます。これらの設定は、手動で変更されるまで(またはプリファレンスがリセットされるまで)保持されます。

タイム スライダの分割バーのカーソルの反応速度を下げる

カーソルがタイム スライダ上を通過するたびに分割バーのカーソルに変わることが煩わしい場合は、次のオプション変数を変更します。

  optionVar -iv "splitterHandleMargin" 3

分割カーソルに変わる頻度を上げるには、設定値を大きくします。

既定の設定は 3、最大値は 8 です。

タイム スライダの分割バーのカーソルを無効にする

分割カーソルを無効にするには、Maya の .json ファイルを開いて prefs/workspaces/ セクションに移動し、heightPropertyfixed から free に変更します。

キー マーク(Key Ticks)

キー マークは、タイム スライダ(Time Slider)にある赤いマーク(既定)で、選択したオブジェクトに設定されたキーフレームを示します。キーを選択すると、白で表示され、ハイライト部分は青で表示されます(例については、「タイム スライダ(Time Slider)でキーを選択する」を参照してください)。特殊なタイプであるブレイクダウン キーはタイム スライダ(Time Slider)上に緑色のマークで表示されます。

タイム スライダでキーフレームの厚みを設定するには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Windows > Settings/Preferences > Preferences)を選択します。

    プリファレンス(Preferences)ウィンドウが表示されます。

  2. タイム スライダ(Time Slider)セクションで、キー マーク サイズ(Key Tick Size)のプリファレンスを設定します。

    キーの太さはピクセル単位で表されます。キー マークの最小の太さは 1 ピクセル、最大は 63 ピクセルです。

タイム スライダでカーブにあるキーフレームのカラーを設定するには

  1. グラフ エディタ(Graph Editor)のグラフ ビューで、カーブを選択します。
  2. グラフ エディタ(Graph Editor)のメニューバーで、カーブ > スプレッドシート(Curves > Spreadsheet)を選択します。

    アトリビュート エディタ(Attribute Editor)に、選択したアニメーション カーブのスプレッドシートが表示されます。

  3. カーブ カラー(Curve Color)を 1 つ選択し、カーブ カラーの使用(Use Curve Color)をオンにします。

    タイム スライダにあるカーブのキーフレームがすべて、選択したカーブ カラー(Curve Color)で表示されるようになります。

タイム スライダで個々のキーフレームのカラーを設定するには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > カラー設定 > アニメーション(Windows > Settings/Preferences > Color Settings > Animation)を選択します。
  2. タイム スライダ特別キー マーク(Time Slider Tick Special)カラーを選択し、保存(Save)をクリックします。
  3. グラフ エディタ(Graph Editor)で、タイム スライダ特別キー マーク(Time Slider Tick Special)カラーで描画するキーフレームを選択します。
  4. コマンド ラインまたはスクリプト エディタ(Script Editor)で、次のように、keyframe MEL コマンドに -tickDrawSpecial (-tds)フラグを付けて入力します。

    keyframe -tds on

    次に、テンキーで[Enter]を押します。

    選択したフレーム(-tds フラグの対象であったフレーム)が、タイム スライダ特別キー マーク(Time Slider Tick Special)カラーでタイム スライダに描画されるようになります。

    このフラグの詳細については、MEL 『コマンド』 リファレンス マニュアルの「keyframe」を参照してください。

    注:
    • タイム スライダ特別キー マーク(Time Slider Tick Special)カラー プリファレンスの設定は、カーブ カラー(Curve Color)アトリビュートで設定されたキー カラーよりもオーバーライドされます。
    • タイム スライダに同時に複数のキーが存在し、これらのキーの 1 つで -tds フラグが オン(on)に設定されている場合、他のキー カラーよりもタイム スライダ特別キー マーク カラーが優先されます。

キーの上にカーブの色分けを表示するには

    タイム スライダ(Time Slider)を右クリックし、アニメーション(Animation)コントロール メニューから色分けされたキー(Color Coded Keys)を選択します。

    色分けされたキー(Color Coded Keys)は、キー マークの上に表示される色の「ビーズ」で、キーが移動(青)、回転(黄)、スケール(緑)、またはその他(白)のどのカーブに設定されているかを示し、アニメーションのフィードバックを提供します。

タイム スライダのカラー

タイム スライダのカラー設定をカスタマイズすると、特に大きなタイム ラインにおいて可視性が向上します。

タイム スライダのカラー設定を開くには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > カラー設定(Windows > Settings/Preferences > Color Settings)を選択します。
  2. カラー設定(Color Settings)ウィンドウで、アニメーション(Animation)見出しを展開します。

現在の時間インジケータのカラーを変更するには

    タイム スライダの現在のフレーム(Time Slider Current Frame)設定を変更します(カラー タイルをクリックし、新しいカラーを選択します)。

タイム スライダ(Time Slider)のフォアグラウンドまたはバックグラウンドのカラーを変更するには

    タイム スライダのフォアグラウンド(Time Slider Foreground)タイム スライダのバックグラウンド(Time Slider Background)の設定を変更します。