前のタスクで使用したキャビティ、ゲート、およびランナーを複製して 2 個取りレイアウトを作成します。
([形状]タブ > [選択]パネル > [すべて選択])をクリックします。
([形状]タブ > [ユーティリティ]パネル > [移動])をクリックし、[移動]ドロップダウン リストから
[反転]を選択します。
[ミラー]ドロップダウン リストから[YZ]平面を選択します。
[参照点]ボックスをアクティブにし、成形品から最も離れているノードをクリックします。
ここまでに作成したノードの座標が[参照点]ボックスに表示されます。
[コピー]を選択します。
[既存モデルへの接続を試行]にチェックマークを付けます。
このオプションをオンにすると、必要に応じてモデルは自動的に調整されます。たとえば、コピーしたエンティティが元のエンティティに正しく接続されるように、同じ位置にあるノードや非常に接近しているノードをマージします。
[適用]、[閉じる]の順にクリックします。
モデルを「-140 140 -35」度に回転します。 [回転角度]テキスト ボックス
([表示]タブ > [視点]パネル > [回転角度])に値を入力し、キーボードの[Enter]キーを押します。
([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [全体表示])をクリックし、モデルのスケールを調整します。
これで、下図に示すように接続した 2 つのキャビティになります。

ここでは、スプルーを作成します。ここでは、最初にノードを作成せずに、必要なカーブを直接作成できることを示します。
([形状]タブ > [作成]パネル > [カーブ])をクリックし、[カーブ]ドロップダウン リストから
[直線の作成]を選択します。
[第 1]座標ボックスをアクティブにし、ランナーの中央にあるノードをクリックします。
ダイアログ ボックスの[第 2]座標領域で[相対]を選択し、座標に「0 0 50」と入力します。
[指定]テキスト ボックスの横にある
[参照]をクリックします。
[新規]ボタンをクリックして、[コールド スプルー]を選択します。
[形状]ドロップダウン ボックスから[勾配(角度による)]を選択して、[寸法の編集...]をクリックします。
[開始直径]ボックスに「6」(mm)、[勾配角度]ボックスに「-2」(度)と入力します。
[OK]を 3 回クリックして[カーブの作成]ダイアログ ボックスに戻ってから、[適用]をクリックします。
[閉じる]をクリックします。
ランナー システムの形状が作成できたので、次は新しいカーブにメッシュを生成します。
([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックします。
[既にメッシュされている部分を再メッシュ]を選択していないことを確認します。
これで、新しいカーブのみのメッシュが生成されます。
ダイアログのその他のオプションの既定値を受け入れ、[メッシュ]をクリックして Simulation Compute Manager を起動します。
Simulation Compute Manager で、解析の場所を選択し、[開始]をクリックします。
新しいカーブにメッシュが生成され、[メッシュ完了]メッセージ ダイアログ ボックスが表示されます。[OK]をクリックして、メッセージ ダイアログ ボックスを閉じます。
モデルは下図のようになります。

作成されたランナー システムを調べます。 モデルを「-90 0 0」度に回転します。 [回転角度]テキスト ボックス
([表示]タブ > [視点]パネル > [回転角度])に値を入力し、キーボードの[Enter]キーを押します。ゲート領域を拡大します。

このゲートは複数のビーム要素によって構成されています。正確なモデリングをするには、ビームは 3 つ以上の要素から構成される必要があります。この領域を再メッシュして、メッシュの細かさを変更できます。
([メッシュ]タブ > [メッシュ編集]パネル > [アドバンス] > [領域の再メッシュ])をクリックします。
ゲートのビーム要素を選択します。 これらの要素にはそれぞれ一意の要素番号があり、[再メッシュするエンティティの選択]テキスト ボックスに表示されます。
[エッジ長]ボックスには、現在のエッジ長が mm 単位で表示されます。この長さを低減すると、ゲートにより多くのビーム要素が作成されます。
[エッジ長]ボックスに異なる数値を入力し、[プレビュー]をクリックします。または、[スケール]スライダーを変更し、その効果を即座に確認します。
変更を適用せずにダイアログを終了するには、[閉じる]をクリックします。
メッシュの接続具合を確認します。
([メッシュ]タブ > [メッシュ診断]パネル > [接続])をクリックします。
キャビティとランナーの接続をチェックするには、スプルー上部の要素をクリックします。次に、[メッシュ接続診断]ダイアログ ボックスで[表示]をクリックします。
メッシュ要素がすべて接続されていることがわかります。
スタディ ペインの[メッシュ接続診断]ダイアログ ボックスで[閉じる]をクリックします。
[モデル]パネルで右クリックし、
([表示] > [メッシュ診断])を選択して、表示を削除します。
射出位置を設定し、解析を実行します。
([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [射出位置])をクリックします。
スプルーの上部をクリックします。

射出コーンを右クリックして、[完了射出位置の設定]を選択します。
すべての事前解析手順の横に
チェック マークが付いており、
[解析]アイコンおよびテキストがアクティブになっています。
これで、モデルの解析準備が完了しました。
このタスクでは、ランナー システムを手動で作成する方法を説明しました。
最初にノードを作成した後、それらのノードを接続するカーブを作成し、ランナー、ゲート、およびスプルーのプロパティをカーブに割り当ててから、ランナー システムのメッシュを生成することによって、ランナーを作成しました。
親トピック: 多数個取りの充填解析での設定(チュートリアル)
前のトピック: ランナー システムの手動作成
次のトピック: 多数個取りレイアウトの設計