Flash Render Options ウィンドウ

Output Format フィールドで選択した SWF (Flash)でテイクをレンダリングすると、このウィンドウが表示されます。

Flash Render Options ウィンドウ

このウィンドウでは、キャラクタの内部と外部のエッジの追加、圧縮レートとフレーム レートの設定、.swf ファイルのキー カラーの選択ができます。

レンダリング中、Render Preview ウィンドウには内部および外部のエッジは表示されませんが、レンダリングされたクリップには表示されます。

Flash レンダラの圧縮

Compression フィールドでは、.swf ファイルの圧縮率を定義します。この圧縮率は、レンダリングしたイメージの各線のエラー率にも影響します。

圧縮率が高いほど、表示されるイメージの線の定義が少なくなり、その結果ファイル サイズが小さくなります。圧縮率が低いほど、レンダリングした線はカーブ領域により適合したものになりますが、最終的なファイル サイズはかなり大きくなります。

Flash レンダラのフレーム レート

Frame Rate フィールドでは、出力 .swf ファイルのフレーム レート/秒を設定します。既定のフレーム レートは 15 です。

Flash ムービーは通常、12 フレーム/秒のフレーム レートを使用します。これに近いフレーム レートにするには、MotionBuilder を 30 フレーム/秒に設定し、Step Time フィールドに「2」を指定します。これによって、レンダラは 2 フレームごとに 1 フレームを生成するので、Flash ムービーのフレーム レートは 15 フレーム/秒になります。

Flash レンダラのキー カラー

Key Color メニューでは、透明にレンダリングする場合のカラーを選択します。Key Color メニューには次のオプションがあります。

Camera Background: カメラのバックグラウンド カラーを透明にレンダリングします。このオプションを選択した場合、ファイル内にあるバックグラウンド カラーと同色のオブジェクトやマテリアルも、出力ファイルで透明になります。

Specific Color: 独自のカラーを定義できます。透明の指定は Key Color メニューの横の RGB カラー値フィールドで行います。

No Color Key: Key Color を指定せずにファイルをレンダリングします。

Flash レンダラのエッジ

Edge 領域には、Use Edge Generator オプションと、Edge Color、Edge Width、Edge Generator Sensitivity を定義する各フィールドがあります。

Use Edge Generator をオンにすると、Render ウィンドウでは色差が分析され、シーン内のシェード領域の間に境界線が追加されます。

Use Edge Generator は、2 つの領域の色差を使用してエッジを表示するかどうか決定します。Edge Generator Sensitivity 値は、色差がエッジを作成する値を調整します。

Edge Color フィールドでは、Edge Generator の境界線の表示カラーを選択します。

Edge Width フィールドでは、Edge Generator の境界線の線幅を定義します。

Edge Generator Sensitivity フィールドでは、2 つのシェード領域の間に追加する境界線に必要なカラーの変化の限度を決定します。このフィールドの値が小さいほど、シーンに追加されるエッジの数が少なくなります。