Expression Constraint Settings ペイン

エクスプレッション コンストレイントでは、オブジェクト(モデル、ライト、カメラなど)の移動、回転、スケール、およびその他のデータを、他のオブジェクトの移動、回転、スケール、およびその他のデータを使用してコンストレインすることができます。他のコンストレイントとは異なり、Expression Constraint Settings ペインというスプレッドシートのようなインタフェースを使用して、エクスプレッション コンストレイントを構築します。

エクスプレッション コンストレイントが選択されると、そのエクスプレッションの Constraint Settings ペインが Navigator ウィンドウに表示されます。Expression Constraint Settings ペインでは、グラフィカルな手法を提供してオブジェクトをコンストレインする Relations ペインとは対照的に、数学的にオブジェクトをコンストレインする方法を使用します。

エクスプレッション コンストレイント A. センダー セル、B. レシーバ セル、C. エクスプレッション

Expression Constraint Settings ペインには、合計 500 行と 26 列(A-Z)があります。

Expression Constraint Settings ペイン内でナビゲートするには:

列の幅を変更するには:

エクスプレッションは、最低 3 つのセルで構成されます。1 つのセルには、センダーへのリファレンスが含まれます。他の 2 つのセルはレシーバ セルと数式セルに別れます。

セルのタイプ

エクスプレッション コンストレイントを作成する場合、1 つのセルには次のいずれかを含めることができます。

セル タイプ 用途
センダー センダーは、入力デバイスまたはモデルとして使用できます。センダーは、他のセルにデータを送信するために使用されます。センダーは、データを送信するだけです。
エクスプレッション エクスプレッションは、かっこ内またはオペレータのいずれかの側のセルや数値を使用して、数学的演算を実行する、あらかじめ定義されたキーワードです。たとえば、加算記号(+)はオペレータです。演算の結果は、左側のレシーバ セルとそのセル自体に割り当てられます。つまり、他のエクスプレッションでこのセルを参照することができます。
セルには、エクスプレッションまたはレシーバによって参照される値を入れることもできます。セルのデータ型を選択してから、セルに値を割り当ててください。
レシーバ レシーバ セルは、エクスプレッションの結果をモデルまたは出力デバイスのプロパティに割り当てます。

エクスプレッション コンストレイントの各エクスプレッション タイプの説明では、次の表記方法を使用しています。

Number

数値、または数値を含むセルを表します。

Vector

ベクトル(X、Y、Z)、またはベクトル値を含むセルを表します。

Boolean (または Bool)

ブール値(0 または 1)、またはブーリアン値を含むセルを表します。

エクスプレッションは、最低 3 つのセルで構成されます。1 つのセルには、センダーへのリファレンスが含まれます。他の 2 つのセルはレシーバ セルと数式セルに別れます。

データを送信するセルは、マウス デバイスなどの入力デバイスとして使用することができ、データを受信するオブジェクトは、モデル、ライト、または出力デバイスとして使用することができます。たとえば、次の図は Expressionsペインのマーカーにマップされたマウスを示しています。

Expressions コンストレイント A. オブジェクト領域 B. Expression Constraint Settings ペイン

センダーとレシーバの間で、マウスの X 値と Y 値からの数値データは、数式によってベクトルに変換されます。

センダー セルとレシーバ セルの間で使用できる数式の数に制限はありません。