エクスプレッション コンストレイントを操作する

エクスプレッションは、移動、回転、スケーリング、マテリアル、またはテクスチャなどアニメート可能なパラメータのコントロールに使用する数学的な式です。エクスプレッションは、単純な「A = B」の関係から、あらかじめ定義された変数、標準の数学関数、乱数ジェネレータなどを使用する非常に複雑なものまで、パラメータ間の必要なほぼすべての接続を作成することができます。エクスプレッションは、パラメータ レベルまで正確にアニメートできるため強力です。

MotionBuilder では、エクスプレッションは エクスプレッション コンストレイントと呼ばれます。Relation コンストレイントとは異なり、エクスプレッション コンストレイントの作成にはスプレッドシート形式のインタフェースを使用します。このスプレッドシート インタフェースは、Expression Constraint Settings ペインと呼ばれます。

Expression Constraint Settings ペイン

Expression Constraint Settings ペインを使用すると、グラフィカルな手法ではなく、数学的な手法を使用してオブジェクトをコンストレインできます。これは、一般的に使用されるスプレッドシート プログラムに慣れている場合に便利です。

エクスプレッション コンストレイントでは、Relation コンストレイントで行うようにコネクタを使ってセルをリンクさせるのではなく、セルにデータを入力します。この要素を結合すると、モデルに適用できる エクスプレッション コンストレイントが作成されます。

Relation コンストレイントと同様に、エクスプレッション コンストレイントの手法は複雑なリレーションを作成するのに便利ですが、この場合、より数学的な要素に基づくリレーションを作成するのに役立ちます。