基本的なマテリアル設定の結果は、シェーダを適用しなくても、Viewer ウィンドウに表示されます。Material Settings の Advanced Mode オプションをオフにすると、基本的な設定のうち、シェーダを必要としないものだけが有効になります。つまり、シェーダを必要としない基本的なマテリアル設定の結果は、マテリアルが適用されているモデル上に常に表示されます。
基本的なマテリアル設定の効果的な使用方法については、「マテリアルのカラーを調整する」および「マテリアルにテクスチャを追加する」を参照してください。
Emissive 設定
Emissive の各種設定では、マテリアルのグローの RGB カラーと強さを定義できます。オブジェクトの Emissive カラーは一定かつ均一です。
マテリアル プロキシ A. Emissive カラーを明るい黄緑に設定した結果
Ambient 設定
Ambient の各種設定では、マテリアルから反射する光の RGB カラーと強さを定義できます。Ambient カラーはマテリアルの一般的な明度で、マテリアルのコントラストにおける暗い部分を構成します。
オブジェクトの Ambient カラーは、シーン内のライティングによって異なります。
マテリアル プロキシ A. Ambient カラーを濃い緑に設定した結果
Diffuse 設定
Diffuse の各種設定では、マテリアルのベースとなる RGB カラーと強度を定義します。Diffuse カラーは、マテリアルのコントラストの明るい部分を構成します。
オブジェクトの Diffuse カラーは均一かつ一定です。カレントのカメラ ビューにではなく、シーン内のライトの位置およびカラーに依存します。
Diffuse カラーはモデルのメインのカラーを定義します。この Diffuse カラーの設定は、Diffuse プロパティにアタッチされているテクスチャと相互に作用します。
マテリアル プロキシ A. Diffuse カラーを青に設定した結果
Specularity 設定
Specularity の各種設定では、モデルの鏡面反射ハイライト、つまりモデルの「光り輝く」領域の RGB カラーと強度を定義します。
オブジェクトの鏡面反射光カラーは、オブジェクトの輝度、光源の位置やカレントのカメラ ビューに依存します。
マテリアル プロキシ A. Specularity (鏡面反射ハイライト)を明るい青に設定した結果
Shininess スライダ
Shininess スライダを使用すると、マテリアルに反射される光のレベルを定義することができます。このスライダを調整すると、オブジェクトの鏡面反射ハイライトの拡散を制御することができます。
値を低く設定すると大きくて柔らかい輝きになり、高く設定すると小さくて鮮明なハイライトになります。最良の結果を得るためには、Specularity のカラーと強度の設定と併せて、Shininess の値を調整することをお勧めします。
マテリアル プロキシ A. Shininess の値を低く設定した結果 B. の値を高く設定した結果