Revit は高い演算負荷をかけるアプリケーションであるため、高性能の CPU を使用するとパフォーマンスが向上します。
ワークステーション構成時に、次のことを考慮してください。
マルチコア/マルチ プロセッサ
マルチコアまたはマルチ プロセッサ環境では、Revit のパフォーマンスが 20 % 程度向上する可能性があります。次の Revit の機能にはマルチコアが効果的です。
- ベクター出力。
- DWG や DWF などのベクター書き出し。
- Autodesk Raytracer。
- 平面図ビューと断面図ビューにおける壁結合部の表現。
- メモリへの要素の読み込み。これにより、セッションで要素が初めて表示される際に、ビューを開くのにかかる時間が短縮されます。
- 3D パース ビューをナビゲートするときに使用するシルエット エッジ(曲面の外枠)の並列計算。
- 要素や注釈の高レベルなグラフィックス表現を、特定のグラフィックス カード用に最適化するための変換処理。ビューを開いたり、ビューのプロパティを変更するときの処理。
- ファイルを開く操作と保存する操作。
- 点群データの表示。
- DWF を個別のシートとして書き出す際の複数プロセスの使用。
- MEP システムのバックグラウンドでの計算。
- マルチスレッドの低レベルのジオメトリ アルゴリズム。
- マテリアル UI。
- 塗り潰し計算を、別のプロセスのバックグラウンドで処理。
- 構造接合ジオメトリの計算を、別のプロセスのバックグラウンドで処理。
すべてのリリースで新しいマルチスレッド機能と機能強化が追加されます。
3 次キャッシュ
大幅にパフォーマンスが向上するため、3 次キャッシュを持つ CPU を使用することを強くお勧めします。3 MB 以上の 3 次キャッシュを使用すると、モデルの再生成など、演算上の負荷が高い操作のパフォーマンスが向上します。
CPU パフォーマンスのベンチマーク
さまざまなベンチマークにより、CPU パフォーマンスを比較することができます。さらに詳しくは、次のリンクをご覧ください。なお、オートデスクでは、このデータの精度や信憑性につきましては保証いたしかねます。