ネットワーク ハードウェア、ネットワーク ソフトウェア、クラウドベースのツールを選択して、転送速度とファイル管理を改善します。
ワークシェアリングされているプロジェクトの場合、ギガビット速度のローカル エリアネットワーク(LAN)を確立してください。次のように、ネットワークの各段階で、ギガビットのしきい値を超えるパーツを使用してください。
- ギガビット速度のデスクトップ用イーサネット カード
- カテゴリ 5e またはカテゴリ 6 のケーブル
- ギガビット スイッチ
- 中央モデルを格納するデータ ストレージ装置(サーバまたはストレージ エリア ネットワーク)用の 1 つまたは複数のギガビット イーサネット カード
- 次を使用すると、Revit の中央ファイルを格納するサーバのパフォーマンスが向上します。
- 可能な限り高速なハードディスク ドライブ
- マルチ プロセッサ
Revit Server
Revit Server は、Revit プロジェクトをサーバベースでワークシェアリングする環境の基盤となるものです。そのネットワーク アーキテクチャは、ワイド エリア ネットワーク(WAN)上で複数の中央モデルのワークシェアリングをサポートし、分散したチームの Revit のワークシェアリングのパフォーマンスを最大化するように設計されています。「Revit Server」を参照してください。
Revit Cloud Worksharing
Revit Cloud Worksharing を使用すると、社内や WAN 内での Revit ワークシェアリングを簡単に実現できます。Revit は、ローカル ハードウェア上でも、仮想インフラストラクチャ内部でも動作します。中央モデルは Revit Cloud Worksharing サービスによって保持されます。「Revit Cloud Worksharing」を参照してください。
Revit Cloud Worksharing の実行のために推奨される仕様または構成:
- 帯域幅:最小の推奨帯域幅は送受信ともに 5 Mbps であり、最大スループットは 50 Mbps です。
- ハード ドライブの容量:使用可能な容量については、チーム メンバーによってワークステーションからアクセスされる Revit モデルの合計サイズの 3 倍を見越しておくことをおすすめします。
- ネットワーク遅延:Revit Cloud Worksharing のテストでは、遅延に対する著しく高い感度(特に、利用可能帯域に対する感度)は検出されていません。Amazon Web Services の米国東部では、遅延時間を 400 ミリ秒未満にすることをおすすめします。
リモート デスクトップ共有
ネットワークやサーバのパフォーマンスを向上させる以外に、リモート デスクトップ共有を使用する方法もあります。リモート デスクトップ共有により、キーで入力を行ったり、マウスをクリックしたり、画面上で描画すると、Revit モデルをオフサイトでコントロールする専用のローカル マシンと、遠隔地にあるマシンとの間で、操作の内容が送受信されます。「Citrix 向けに Autodesk Revit を設定する」を参照してください。