ここでは、実際の人間における熱的効果のシミュレーションを行っているので、座っている人が平均的に発する熱を考慮する必要があります。
現在の選択モードはサーフェスに設定されています。利用者を部品としてモデル化しているので、まず選択モードを[ボリューム]に変更する必要があります。
選択モードを変更するには、[設定]タブ > [選択]パネル > [ボリューム]をクリックします。
壁面と空気の各部品で[Ctrl]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックして、それらを非表示にします。これで、利用者が表示されます。
利用者をクリックして選択します。
[境界条件]状況依存パネルで[編集]をクリックします。
[種類]が[発熱量(部品単位)]であることを確認します。また、[単位]行で[W]を選択して、単位をワットに設定します。
[発熱量(部品単位)]行に 60 と入力します。
[適用]をクリックします。
次のような設定になっていることを確認します。
境界条件が利用者に正しく適用されていることを確認するには、デザイン スタディ バーと人間の部品の色付きストライプを確認します。
デザイン スタディ バーに、[発熱量(部品単位)]条件が表示され、値が 60 W である必要があります。
利用者が、凡例の[発熱量(部品単位)]に対応する色付きストライプになっている必要があります。