このトピックでは、群集システムの作成と使用の基本手順について説明します。
- 群集ヘルパー オブジェクトを追加します。
群集ヘルパーは、群集シミュレーション全体を制御するオブジェクトです。
- 代理オブジェクトのヘルパー オブジェクトを作成します。
これが群集のプロトタイプ、つまり代表的なメンバです。
[修正](Modify)パネル
[モーション パラメータ](Motion Parameters)ロールアウトで、代理オブジェクトに適切な速度と回転限度を設定します。
これは特定の動物またはオブジェクトの動作を定義するのに似ています(鳥、魚、ナメクジ、飛行機の動きなど)。
- 3ds Max のクローン ツールを使用するか、代理オブジェクトを分散することで、代理オブジェクトのクローンを作成します。
- 探査または回避するグリッドやオブジェクトなど、動作に使用する 3ds Max オブジェクトを作成 します。ほとんどの場合、これらのオブジェクトはシーン内のオブジェクトに対応しています。たとえば、開いた出入口にグリッドを作成して代理オブジェクトを引き寄せたり、障害物にボックスを作成して代理オブジェクトを遠ざけることができます。
- 1 つ以上の動作を追加します。各動作の設定を変更して、群集にふさわしい設定にします。
- シミュレーションを計算します。
- 計算したシミュレーションを確認します。訂正が必要な場合は、動作または代理オブジェクトのパラメータを変更します。シミュレーションを再度計算し、意図したとおりにシミュレーションが動作するまでこの操作を繰り返します。
- 代理オブジェクトを追跡するオブジェクトを作成して、オブジェクトを代理オブジェクトに位置合わせし、これらをリンクします。
複雑なシミュレーションを作成する
前述の処理によって、単純な群集シミュレーションが作成されます。他のツールを使用して、シミュレーションをより細かく制御することもできます。
- 認識機能コントローラを使用して、シーン内のオブジェクトとの距離やシミュレーションの経過時間などに基づいて、代理オブジェクトの動作を切り替えることができます。
- モーション統合を使用して、代理オブジェクトの速度、回転などの要素に基づいて、リンクされたオブジェクトのアニメーションのさまざまな部分を使用することができます。
- Biped およびモーション フロー ネットワークを使用して、Biped を代理オブジェクトと一緒にアニメートできます。Biped の群集を参照してください。