コード スニペットは、AutoCAD AutoLISP Extension の一部である snippets.json ファイルに保存されます。新しいコード スニペットを追加したり、既存のコード スニペットを編集して、AutoLISP プログラム作成時の効率を改善することができます。snippets.json ファイルは JSON で記述され、C スタイルのコメントをサポートしています。各コード スニペットには、次の属性が含まれている必要があります。
- name – コード スニペットの一意の名前。説明が提供されていない場合に使用されます。
- prefix - コード スニペットを挿入するために入力されたり、IntelliSense リストに表示される名前を定義します。
- body - コード スニペットを定義する式には、新しい行、タブ、プレースホルダを含めることができます。
- description - コード スニペ トの IntelliSense ツールチップに表示されるテキストを定義します。
次に、コード スニペットの基本的な定義を示します。
"ifprogn":
{
"prefix": "ifp",
"body":
[
"(if (${1:testexpr})",
"\t(progn",
"\t\t(${2:thenexpr})",
"\t)",
")"
],
"description": "if progn expression"
}
- Visual Studio Code または他のテキスト エディタで、snippets.json ファイルを開きます。
OS に基づいて、snippets.json ファイルは次のいずれかの場所にあります。
- Windows – %USERPROFILE%¥.vscode¥extensions¥autodesk.autolispext-n.n.n¥snippets
- Mac OS – ~/.vscode/extensions/autodesk.autolispext-n.n.n/snippets
注: 上記のパスの n.n.n はプレースホルダです。AutoCAD AutoLISP Extension の実際のバージョンでは、拡張機能が更新されるとともに変化します。
- snippets.json ファイルで、新しいコード スニペットを追加するか、既存のコード スニペットを変更します。
注: 新しいテキストを挿入する場所や変更するテキストに注意してください。ファイルのフォーマットは、適切に解析されるために重要です。
- snippets.json ファイルを保存し、コード スニペットの変更をテストします。