モデル レイアウトでは、作図領域を「モデル空間ビューポート」と呼ばれる 1 つまたは複数の隣接する矩形ビューに分割することができます。
ビューポートとは、モデルのさまざまなビューを表示する領域のことです。モデル レイアウトで作業するときに、作図領域を「モデル空間ビューポート」と呼ばれる 1 つまたは複数の隣接する矩形ビューに分割することができます。大きな図面や複雑な図面では、さまざまなビューを表示することで、1 つのビューでズームしたり画面移動するよりも時間を節約できます。また、あるビューで見逃したエラーが別のビューで見つかることもあります。
モデル レイアウトで作成したビューポートは、作図領域全体を埋め尽くし、重なり合いません。1 つのビューポートで変更を行うと、他のビューポートも同時に更新されます。図には 3 つのモデル空間ビューポートが表示されています。
名前の付いた(ペーパー空間)レイアウト上でビューポートを作成することもできます。それらのビューポートは「レイアウト ビューポート」と呼ばれ、図面のビューをシート上に配置するために使用します。レイアウト ビューポートは、移動したりサイズを変更したりすることができます。レイアウト ビューポートを使用することで、表示をより詳細にコントロールすることができます。たとえば、他のレイアウト ビューポートに影響を与えずに、1 つのレイアウト ビューポートで特定の画層をフリーズすることができます。
モデル空間ビューポートでは、次の操作を行うことができます。
個々のビューポートで異なる座標系を設定すると、3D モデルで通常の作業を行う場合に便利です。
下図に、いくつかの既定のモデル空間ビューポート設定を示します。
ビューポートを分割したり結合したりすることで、モデル空間ビューポートを簡単に修正することができます。2 つのビューポートを結合するには、それらのビューポートが隣接していて、かつ共通の境界エッジが同じ長さでなければなりません。