イメージをラバーシート化するには

注: ラバーシート化を開始する前に、位置合わせ機能を使用して、希望の結果にできる限り近いイメージを作成してください。
  1. リボンの[ラスター ツール]タブ [配置設定]パネル [ラバー シート]をクリックします。
  2. ラバーシート化するイメージを選択します。
    注: 現在の図面に含まれるイメージが 1 つだけの場合は、そのイメージが自動的に選択されます。
  3. [ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスで、[三角形]か[多項式]を選択します。
  4. 次のラバーシート化の方法のいずれかを選択します。
    • 直接イメージで点を指定して、手動で制御点を追加します。手順 5 から 8 を実行します。
    • 目的点のグリッドを作成し、基点に合わせます。手順 9 から 15 に従ってください。
    • [読み込み]ボタンをクリックし、[開く]ダイアログ ボックスで .txt ファイルを選択して、保存されている制御点のリストを読み込みます。
      注: [OK]をクリックすると、最後に指定した一連の制御点が[Temp]フォルダの LASTRS.txt という名前のファイルに自動的に保存されます。

    [ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスに、各基点、目的点の正確な座標と、エラー量(ある場合)が表示されます。

    制御点を選択する

  5. [点を追加]をクリックします。

    [ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスが閉じ、AutoCAD Raster Design ツールセット によって 1 番目の基点を指定するよう求めるプロンプトが表示されます。少なくとも 3 組の基点と目的点を指定しなければなりません。

  6. イメージ上の 1 番目の制御点の基点を指定します。
    注: ラスター スナップを使用して、特定のラスター図形上の点を指定できます。
  7. 次のいずれかの操作を行います。
    • 基点の移動先にする目的点を指定します。
    • a と入力し、指定した点をその位置に固定します。
    • u と入力し、指定した点を取り消し、再度点を指定します。
      注: AutoCAD Land Desktop を使用している場合、AutoCAD Raster Design ツールセットが目的点の入力を求めるプロンプトを表示したら、COGO 点を、.p.g、または .n の入力で代用することができます。詳細は、「COGO の点にスナップする」を参照してください。
  8. 少なくとも基点と目的点は 3 組以上指定し、[Enter]を押して[ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスに戻ります。手順 16 に進みます。
  9. [グリッド点]をクリックします。

    [ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスが閉じ、[グリッド パラメータ設定]ダイアログ ボックスが表示されます。

  10. [点]領域で、グリッドを構成する点の行数と列数を選択します。

    グリッド内の点の総数が[点]領域の下部に表示されます。

  11. [グリッド]領域で、グリッドの X、Y 原点を入力するか、[点を指定]をクリックしてグリッドの原点を図面内で直接指定します([Enter]を押して[グリッド パラメータ設定]ダイアログ ボックスに戻ります)。
  12. [セル]領域で、X 方向と Y 方向のサイズを入力して列と行の間隔を個別に指定するか、[点を指定]をクリックして図面内で直接 2 つの点を指定してセル サイズを表す長方形を描きます([Enter]を押して[グリッド パラメータ設定]ダイアログ ボックスに戻ります)。
  13. [プレビュー]ボタンをクリックして、図面内のグリッド表示を確認します([Enter]を押して[グリッド パラメータ設定]ダイアログ ボックスに戻ります)。
  14. [点を追加]をクリックし、基点を目的点のグリッドに合わせます。

    [グリッド パラメータ設定]ダイアログ ボックスが閉じ、AutoCAD Raster Design ツールセットによって 1 番目の目的点まで自動的に画面移動されます。

    注: ラスター スナップを使用して、特定のラスター図形上の点を指定できます。
  15. 次のいずれかの操作を行います。
    • 現在の目的点に対応する基点をクリックして指定します。
    • a と入力し、指定した点をその位置に固定します。
    • s と入力し、次の目的点にスキップします。他の目的点と基点の位置合わせが既に完了している場合は、AutoCAD Raster Design ツールセットにより自動的にこの点に戻ります。
    • u と入力し、指定した点を取り消し、再度点を指定します。

      すべての目的点と基点の位置合わせが完了するまで、AutoCAD Raster Design ツールセットにより自動的に次の点に画面移動します。

  16. 変換方法として[多項式]を選択し、6 個以上の制御点を指定した場合は、多項式の[次数]の値を調整することができます。

    この方法では、制御点に一致するようにイメージを変換できるため、次数を大きくするとエラーが小さくなります。

    注: 許容できる結果が得られる最小の多項式次数を使用することをお勧めします。多項式の次数を大きくすると制御点のエラーは小さくなりますが、制御点がない位置での収縮が大きくなります。
  17. 特定の点を表示する場合は、制御点のリストからその点を選択し、[ズーム]をクリックしてその点を図面内で表示します。
  18. 特定の点を調整する場合は、制御点のリストからその点を選択し、[再指定]をクリックして新しい制御点を指定します。
    注: [再指定]を使用したときに選択した制御点にズームする場合は、[自動ズーム]チェック ボックスをオンにします。
  19. 特定の制御点をリストから削除する場合は、制御点のリストからその点を選択し、[削除]をクリックします。
  20. 変更を実際に適用する前に、[プレビュー]をクリックして変換されるイメージの範囲を確認することができます。目的点の凸閉包は赤で表示され、基点の凸閉包は青で表示されます。[Enter]を押して、[ラバーシート - 制御点の設定]ダイアログ ボックスに戻ります。
  21. [書き出し]をクリックし、後で使用するために制御点セットを .txt ファイルに保存します。
    注: 保存した制御点を読み込み、同じ図面内で重なっているイメージのような他のイメージをラバーシート化できます。
  22. [OK]をクリックして、ラバーシート化を実行します。

    期待した結果が得られない場合は、UNDO[元に戻す]コマンドを使用して、もう一度試してみてください。位置合わせ機能を使用して、希望の結果にできる限り近いイメージを作成します。詳細は、「イメージに対する変更を取り消す」を参照してください。