概要 - 特殊コード

プロパティ 説明

[開始]: 指定したポイントで新しい図形が開始されることを示すコードです。

図形接頭語と図形名が一致する場合、開始コードは省略できます。これは、図形名が一意である場合に最適です。

EP1 B SW1 B または B EP1 B SW1

EP1SW1 は図形名です。 文字 B は、新しい図形 EP1 および SW1 を開始する特別なコードです。

[続行]: 図形が直前の頂点から続行されることを示すコードです。

EP1 C SW1

図形は、明示的な <続行コード> で続行されます。EP1 は図形名です。C はアクティブな図形EP1 を続行します。

フィールド コードに明示的な <続行> コードが記述されていない場合、フィールド コード内の図形名とアクティブな図形が一致すれば、図形は続行されます。

[終了]: 図形が終了されることを示すコードです。

EP1 E SW1 B

EP1 は図形名、“ “ (スペース)はフィーチャ/コードの区切り文字です。E は終了コードです。このコードは、アクティブな図形 EP1 をこのポイントまで続行して終了します(アクティブな図形でなくなります)。 SW1 は図形名、“ “ (スペース)はフィーチャ/コードの区切り文字B は開始コードで新しい図形 SW1 を開始します。 この例で、SW1 という名前の既存の図形がある場合、直前の頂点で終了し、新しい SW1 という名前の図形がこのポイントで開始します。

[閉じる]: アクティブな図形を直前の頂点から現在のポイントまで続行し、開始頂点まで伸びる線分セグメントで図形を閉じます。

EP1 SW1 CLS

EP1 は図形名です。アクティブな図形と一致する場合は、このポイントまで続行されます。 SW1 は図形名です。アクティブな図形と一致する場合は、直前のポイントからこのポイントまで続行されます。CLS は、閉じるコードです。図形 SW1 の開始頂点で線分セグメントが閉じます。

[水平オフセット]: 現在のポイントを始点とする平行な図形を作成したり、アクティブな図形に前の水平オフセットがある場合に別のオフセットへの摺り付けを行う相対的な水平オフセットを指定するコードです。

101,500,490,100.01,BC1 B H-4 V.1 H.5 H.75 V-.7 H2.25 V-.35

...

112,500,500,100.02,BC1

...

123,500,510,100.03,BC1

...

134,500,520,100.04,BC1

...

145,500,530,100.05,BC1

...

156,500,540,100.06,BC1

...

167,500,550,100.07,BC1 SO

...

178,500,560,100.08,BC1

ポイント 101: BC1 は線分フィーチャ名、" " (スペース)はフィーチャ/コードの区切り文字、B は <開始> コード、H は <水平オフセット> コード、-4 は最初の水平オフセットの最初の値、V は <垂直オフセット> コード、.1 は垂直オフセットの最初の値です(残りの 3 つの各オフセットについても同様です)。 ポイント 112、123、134、145、156: 現在のオフセットで図形 BC1 が続行されます。 ポイント 167: BC1 が続行されます。ただし、オフセット図形は SO <終了オフセット> で終了されます。ポイント 178: BC1 が続行されます。

値は、水平オフセット コードの後に指定する必要があります。 負の値はアクティブな図形を左にオフセットし、正の値はアクティブな図形を右にオフセットします。 複数のオフセットを使用できます。ただし、後から水平または垂直の摺り付けを行った場合は、オフセットごとに前の水平オフセット コードまたは垂直オフセット コードをすべて指定する必要があります。

[垂直オフセット]: 現在のポイントを始点とする相対的な垂直オフセットを指定するコードです。値は、垂直オフセット コードの後に指定する必要があります。

(次の図を参照)

正の値はアクティブな図形の現在の頂点の標高に加算され、負の値はアクティブな図形の現在の頂点から減算されます。 前の水平オフセットがない状態で垂直オフセットを指定した場合、水平オフセットの値はゼロと想定されます。 垂直オフセットがない状態、または前の垂直オフセットがない状態で水平オフセットを指定した場合、垂直オフセットの値はゼロと想定されます。

注:

前の水平または垂直オフセットが現在のポイント コードで指定されていた場合、および後続の水平または垂直オフセットが現在のフィールド コード内で省略されている場合は、前の水平または垂直オフセットの値が使用されます。例を示します。

V1 H1 H2 = H0 V1 H1 V1 H2 V1

H1 H2 V1 H3 = H1 V0 H2 V1 H3 V1

[終了オフセット]: アクティブな図形ですべてのオフセットの終了を指定するコードです。 アクティブな図形のみを続行できます。

(次の図を参照)

 

次の図に、水平オフセット、垂直オフセット、および終了オフセットのコードの使用例を示します。

1,500,490,100.01,BC1 B H-4 V.1 H.5 H.75 V-.7 H2.25 V-.35

2,500,500,100.02,BC1

3,500,510,100.03,BC1

4,500,520,100.04,BC1

5,500,530,100.05,BC1

6,500,540,100.06,BC1

7,500,550,100.07,BC1 SO

8,500,560,100.08,BC1