最小二乗法入力(LSI)ファイルを編集するには

[最小二乗法入力(LSI)ファイルの編集]コマンドは、LSI ファイルを編集または作成するためのインタフェースを提供します。 このコマンドを使用すると、既存の LSI ファイル内のデータを読みやすい構造に並べ替えて、座標の標準エラー値を指定することができます。

[最小二乗法入力(LSI)ファイルの編集]コマンドを使用する前に、[入力ファイルを作成]コマンドを使用して、編集する LSI ファイルを生成できます。 [入力ファイルを作成]コマンドを使用する際、測量機器データベースに基づいて、すべての機器の精度値と標準エラーが自動的に生成されます。

[最小二乗法入力(LSI)ファイルの編集]コマンドを使用すると、現地観測値と適切な標準エラー値を入力することにより、LSI ファイルを作成することもできます。

プロセスのワークフローについては、「ワークフロー: 最小二乗解析」を参照してください。

  1. [ツールスペース][ツールボックス]タブで、[その他のユーティリティ] [測量]を展開します。[最小二乗法入力(LSI)ファイルの編集]をダブルクリックし、[最小二乗法の入力ファイルを編集する]ダイアログ ボックスを表示します。
  2. をクリックし、LSI ファイルを選択して開きます。

    既定では、[入力ファイルを作成]コマンドを使用して作成された LSI ファイルは、Network.lsi という名前が付けられ、¥Civil 3D Projects¥<測量データベース名>¥<ネットワーク名> フォルダに保存されます。

    ファイルは[最小二乗法の入力ファイルを編集する]ダイアログ ボックスで開きます。

  3. [座標][固定]チェック ボックスをオンにすると、特定のポイントを固定することができます。 固定ポイントは最小二乗解析中に調整されません。[固定]チェック ボックスがオフになっている行内の座標は、移動することができます。
  4. [N 標準エラー][E 標準エラー]、または[Z 標準エラー]列を使用して、既知のエラー値を座標の測定値に追加します。
    注: 標準エラー値を指定および適用する座標では、[固定]チェック ボックスをオンにする必要があります。
  5. データを確認し、必要に応じてデータを編集します。ダイアログ ボックスのいずれかのセクションで空の行にカーソルを置いて値を入力することにより、新しい観測値を追加できます。観測データが含まれている行の各値を削除することにより、観測値を削除できます。
  6. をクリックしてファイルを保存します。
  7. 入力ファイルを処理し、出力ファイルを表示し、測量データベースを更新して、最小二乗解析の処理を続行します。