流路は、集水の集中時間(Tc)値の計算に使用します。流路は、Tc の計算に TR-55 計算方法を使用する、またはユーザ定義の Tc を持つ場合があります。
流路は、集水域の水文学最遠方ポイントと流出ポイント間の集水の移動経路を定義します。流路は 1 つまたは複数の水流セグメントを持つ場合があります。水流セグメントは、水流タイプ、地被植物、および勾配において変化がある場所で、流路ラインに沿って位置を定義します。
- 流路は、水が流れるパスを決定するサーフェス地形モデルを使用してサーフェスから計算されるか、ポリラインから定義される場合があります。
- 集水域を作成するとき、最初に流路が定義される場合があります。この流路は、[サーフェスから流路を作成]コマンドや[オブジェクトから流路を作成]コマンドを使用して作成または編集できます。
- 流路が最初に作成されるとき、流路は、集水域の設定で定義されている水流セグメント数を使用して作成されます。
- Tc 方法が TR-55 として指定される場合、流路は複数のセグメントを持つかもしれません。流路をさらにセグメントに分割するには、[水流セグメントを作成]コマンドを使用することができます。ユーザ定義の Tc を持つ流路は 1 つの水流セグメントだけを持つことができます。
- [水流セグメントを編集]コマンドを使用して、流路セグメント データを編集することができます。
- 流路にグリップはありません。
- 水流セグメントの長さと勾配は、水流セグメントの始点および終了ポイントの移動によって編集することはできません。セグメントの長さまたは勾配を変更するには、セグメントを削除し、それを再作成することができます。