演習 4: プロパティを追加する

フィーチャ クラスとそのプロパティのセットをスキーマと呼びます。スキーマは拘束されたプロパティを持つことができます。拘束は、特定のフィーチャ クラスに追加できるオブジェクトを決定します。たとえば、Roads フィーチャ クラスに追加するには、オブジェクトは線である必要があります。プロパティは属性に似ています。つまり、フィーチャ クラス内のすべてのオブジェクトの特性を表します。たとえば Roads フィーチャ クラスのプロパティは、含まれる車線数や速度制限を指定することがあります。値はさまざまですが、すべての Roads フィーチャには速度制限と一定の数の車線があります。

すべてのデータ ソースのタイプについてスキーマを変更することはできませんが、SDF ファイルのスキーマは編集できます。このレッスンでは、SDF のスキーマを編集して、Roads フィーチャ クラスにプロパティを追加します。新しいプロパティは拘束されているため、特定の値のみが有効です。

注: この演習では、「演習 2: 新しい SDF データに接続する」で修正したマップを使用します。

値の範囲が拘束されたプロパティ

特定の範囲内の値のみが有効であると指定できます。範囲の下限および上限を含めたり、除外したりできます。たとえば、範囲を1~1000(両端の数を含む)と設定できます。また、1より大きく100より小さいが、1または100ではない任意の値の範囲に指定できます。任意の組み合わせを指定することができます。

範囲によって拘束されている Roads フィーチャ クラスにプロパティを追加するには

  1. [タスク ペイン][マップ エクスプローラ]に切り替えます。
  2. ペインの上部にある SDF データ ソースを選択します。
  3. [スキーマ][スキーマを編集]の順にクリックします。

    SDF スキーマを編集します。

  4. [スキーマ エディタ]で、左側のスキーマ ツリーを展開し、3つのフィーチャ クラスを表示します。
  5. Roads フィーチャ クラスを選択します。
  6. ウィンドウの上部の[新しいプロパティ]をクリックします。

    [プロパティ 1]が、左側の既存のプロパティの下に表示されます。

  7. 次の図に示す情報を使用して、新しいプロパティの特性を指定します。

    これらの値でプロパティを作成します。[拘束タイプ]を設定すると、最後の4つのフィールドが表示されます。

    これらの値により、道路の車線数を表すプロパティが作成されます。値は1から5まで(両端の数を含む)の整数とする必要があります。このプロパティには既定値がありません。

    [含まれる最小値][含まれる最大値]を True に設定すると、範囲内の最大値と最小値は受け入れ可能なエントリになります。

  8. [適用]をクリックして変更内容を確認します。

    左側の[プロパティ1]エントリが更新されて新しい名前が表示されます。

  9. [OK]をクリックして変更内容を確認し、[スキーマエディタ]を閉じます。

このチュートリアルを続けるには、「演習5: 数値を使用し新規プロパティを生成する」へ進みます。