パーツ間に接触を作成する

サーフェス接触ペアをすべて自動的に検知できます。既定の接触タイプは「結合」であり、これは溶接部と他のパーツとの間に必要なものです。ただし、ガセット板とアングル金具は直接結合させない方がよいでしょう(溶接ビード間で触れている)。溶接のみで荷重が支えられる必要があります。したがって、2 つの接触ペアを省略します。

注: ガセット板とアングル金具の間に「分離」接触を指定しても構いません。ただし、その場合は、接触の収束に必要な反復計算のために解析時間が大幅に長くなります。このチュートリアルでは、溶接界面以外の接触を一切考慮しないことにします。
  1. [Autodesk Nastran][接触][自動]の順にクリックします。
  2. Autodesk Nastran モデル ツリーの[アセンブリ]ブランチの[表面接触]サブブランチを展開します。

  3. 見つかった 16 の接触ペアが表示されているはずです。アングル金具パーツとガセット板パーツの接触を表すペアが 2 つあります。溶接部を通じてのみパーツからパーツに荷重がかかるように、これら 2 箇所の接触を省略します。

    • 右クリックをし、コンテキスト メニューの該当するコマンドから、2 つの接触ペアをそれぞれ省略します。[Ctrl]を押しながらクリックして選択した場合、個別または同時に省略できます。次の図のように、選択したメソッドによってコンテキスト メニューのコマンドが異なります。

      ブラウザとモデルが次図のようになります。省略対象となった接触ペアは他と表示が変わっています。

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