このチュートリアルでは、6000 N の荷重が下向きに掛かる溶接スチール ハンガーの線形静的応力解析を完了します。溶接ビードは、溶接部の応力が特定できるように別個の多体パーツとして CAD モデルに含まれています。パーツと溶接の界面での結合のみが考慮されるように、隣接パーツ間の接触を省略します。アングル金具の垂直面で 2 つの取り付け穴のサーフェスを完全に固定します。ハンガーがボルト締結される壁の支持を表すために、X-方向への並進に対抗する拘束を、アングル金具の底面の外側のエッジに追加します。U 字型丸棒のサーフェスが CAD モデルで分割されているため、サーフェスの一部に下向きの力が作用します。
モデルのデータセット
チュートリアルを開始する前に、Web ブラウザを使用してこのリンクをクリックし、必要なモデルのデータセットをダウンロードします。ハード ディスク上の任意のフォルダにファイルを解凍します。
目的
- アセンブリの最大フォン ミーゼス応力を特定する。
- 最大変位量を特定する。
- モデル全体の安全率、特に溶接の安全率を特定する。
シミュレーション データ
材料:
- アングル金具とガセット板: Steel ASTM A36
- U 字丸棒と溶接部: Steel AISI 1045 225 ANLD(焼きなまし)。
メッシュ パラメータ:
- メッシュの連続性を保持: 無効
- サイズ:
- 溶接部以外のすべてのパーツ: 3.7 mm
- 溶接部: 1.5 mm
接触:
- 接触タイプ: 結合
- 接触生成方法: 自動
- アングル金具とガセット板の間の接触を省略します(これらのパーツは溶接で間接的に接続)。
注: 既定の接触許容差 0.1 mm では、アングル金具と丸棒曲げ(Ｕ字)の間に接触が発生しません(丸棒と穴のクリアランスが原因)。したがって、これら 2 つのパーツ間の接触を省略する必要はありません。
拘束:
- アングル金具の垂直面に開いた 2 つの穴の円柱状サーフェス: 固定
- アングル金具の底面外側コーナーのエッジ: Tx
ロード:
- U 字丸棒のカーブの中央で面の上半分に掛かる Y 方向への -6000 N の力。
注: U 字丸棒のサーフェスが分割されて、荷重ゾーンにしています(曲げ棒の底の正に中心から +/-45°)。さらに、適用される荷重が U 字曲げ丸棒のサーフェスの上半分に限定できるように、この部分サーフェスを丸棒の投影中心線に沿って分割しています。
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