ストックのみ加工

この例では、ストックのみを加工し、ストックの削除を行わない全セグメントの削除方法を説明します。これにより、不要なツールパスセグメントが削除されるので、加工時間が短縮されます。examples フォルダーの powerdrill.dgk モデルを使用します。

  1. 未加工ストックへの加工の回避方法 のステップ 1 から 5 の説明通りに、領域切削ツールパス、および、ストックモデルを作成します。

  2. 20mm エンドミルを使用し、等高線仕上げ加工ツールパスを作成します。以下のように、ストックエンゲージメント ページを設定します。
    1. ストックのみ加工 を選択します。
    2. 指定より厚い素材検出1.5 と入力します。
    3. 削除対象最小長さ5.0 と入力します。
    4. 作成済みの ストックモデル を選択します。
    5. ストックモデル状態 から、作成済みの領域切削ツールパスを選択します。
    6. 計算 をクリックします。

    ストックモデルを非表示にしてツールパスを確認します。

    ViewMill シミュレーションを使用して確認します。

    ツールパスが、モデル全体ではなくストックがある領域のみの加工を行う様子を確認することができます。

ストックエンゲージメントを制御しない場合、ツールパスはストックの代わりにモデルをたどります。

  1. をクリックし、コピーから第 2 等高線ツールパスを作成します。以下のように、ストックエンゲージメント ページを設定します。
    1. ストックモデル から なし を選択します。
    2. 計算 をクリックします。

    ViewMill シミュレーションを使用して確認します。

    このツールパスは、本来加工が不要な領域も加工してしまうため、加工時間が延長します。