スウォーフ仕上げ加工の概要

スウォーフ仕上げ ストラテジーは工具の側面で加工するストラテジーです。工具が常にサーフェスと接触していなければならないため、展開可能なサーフェスが必要となります。

スウォーフ加工には、刃長沿いの全てのポイントでサーフェスと接触する工具を用いなければなりません。展開できないサーフェスを使用すると、PowerMill では、常に削り残しが発生したり、ねじれたツールパス (ガウジ以外) が作成されてしまいます。そのため、スウォーフ加工の前にはパーツサーフェスを慎重に確認しておかなければなりません。ブレードの場合、ブレードの上部からではなくサイドから加工すると希望どおりに仕上げられることがあります。スウォーフ加工は選択したサーフェスを加工しようとしますが、最適な加工結果を得るには、スウォーフ切削オプションの編集が必要になる場合があります。

サーフェスが展開可能なルールド サーフェスかを大まかに判断するには、ワイヤーフレーム ジオメトリをシェーディング表示します。その後、工具軸の底面にビューを変更します。 サーフェスの両端のすべてのポイントで上部エッジと底部エッジが平行で、シェーディングされた要素が見えない場合、そのサーフェスは展開可能なルールド サーフェスと想定することができます。PowerShape には、スウォーフ加工がサーフェスを加工できるかどうかを判断するためのさまざまな機能があります。

スウォーフ加工は輪郭加工 (リーンを 90 に設定) と大きく異なります。輪郭加工の場合、工具軸はエッジと工具の方向に沿ったサーフェス法線によって決定されますが、この軸の位置がスウォーフ加工で計算される位置とは完全に異なります。

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