プロジェクトミラー概要

PowerMill 内でプロジェクトのミラーが可能です。これにより、対称パーツを加工し、加工特性を保持することができます。PowerMill は、NCProgram、または、ModelLocation 出力に使用される作業平面を除く、全ジオメトリック エンティティのミラーを行います。最適化 オプションの選択時には、PowerMill はツールパス、および、バウンダリーを幾何学的にミラーします。このオプションは、計算後の編集を保持します。未設定の場合は、PowerMill による一部の変換不可なエンティティの再計算が必要になります。PowerMill は、編集が保持されない場合は警告を表示します。また、再計算が必要な全ツールパスを単一グループにまとめます。

注: 領域切削アプローチ 動作用に作成された下孔には、手動再計算が必要です。そのため、当該ツールパスは単一グループにまとめられます。

ツールパスの計算の終了後に、モデルエンティティを修正する場合があります。加工モード リストの選択により、PowerMill は編集済みツールパスを明示します。加工モード から 加工、または、干渉 を選択し、残し代セット内にサーフェスがある場合、パラメーター NonIgnoredModelState により、ツールパスが変更済みであることが明示されます。加工モード から 無視 を選択すると、パラメーターによる変更の明示はありません。ツールパスから変更状態を削除するには、再計算を実行、または、ツールパスを無効にします。状態はプロジェクトのミラー中にチェックされます。変更済みとマークされたツールパスは、手動で再計算するためにグループに配置されます。ツールパスとその依存関係の再計算は、自動的には実行されません。

領域切削 ツールパスでは、PowerMill による再計算が必要になる場合があります。そのため、残し代セット を使用し、加工対象サーフェス、または、個別のツールパスのキャップ サーフェスの作成、および、削除時には無視するサーフェスを指定します。

注: [ファイル] タブ > [オプション] > [アプリケーション オプション] > [インポート] > [モデル] > [新規モデル無視(計算済みツールパス/バウンダリー)] を使用し、残し代セットを手動で変更せずに、既存のツールパスの再計算を行います。

プロジェクトミラー ダイアログのオプションを使用し、プロジェクトミラーを制御します。