リンク - ストラテジー

リンク ページでは、ツールパスの加工移動間のリンク動作の作成方法を指定します。

リンクは、第 1 選択リンク、第 2 選択リンク、既定リンクとして指定されます。リンクに制約を適用し、リンクの使用条件を定義することができます。第 1 選択リンクの制約条件に満たない場合、または条件を満たしていても安全上の理由などで適用不可な場合、PowerMill は第 2 選択リンクの適用を試行します。第 2 選択リンクの制約条件に満たない場合、PowerMill は既定リンクを適用します。

制約のないリンクの作成も可能です。この場合、PowerMill は可能であれば該当する場所に選択したタイプのリンクを適用します。ガウジチェック の選択時には、第 1 選択 リンク、および、第 2 選択 リンクは、安全な場合のみ作成されます。安全ではない場合は、既定 リンクが使用されます。

制約のないリンクの作成時に ガウジチェック が未選択の場合、安全状態にかかわらず、常に 第 1 選択 リンクが使用されます。

以下のオプションを使用し、リンクプロパティを指定します。

第 1 選択 - 第 1 選択で連続加工パスを接続するリンク動作のタイプを選択します。PowerMill は、制約条件が満たされるとこのリンクを適用します。

第 2 選択 - 第 2 選択で連続加工パスを接続するリンク動作のタイプを選択します。PowerMill は、制約条件が満たされるとこのリンクを適用します。

既定第 1 選択第 2 選択 の両方のリンクの制約条件が満たされない場合、またはガウジが発生する場合に使用する、リンク動作のタイプをリストから選択します。

ショート リンク直線

既定 リンク - スキム

注: ショートリンクがガウジする箇所では、既定 リンクが使用されます。

既定 リンクオプション

動作 - リストからオプションを選択し、リンクを横切る際の工具軸変更方法を指定します。これらのオプションは、ツールパス沿いで工具軸の変更が予想される場合のみ有効になります。
  • 同時 - 工具軸はリンクに沿って自由に移動します。
  • 移動後回転 - 動作はパスに依存します。
    • 早送りサーフェス パス - 工具が早送りサーフェス内でターゲットより上の位置に移動し、早送りサーフェスを離れると工具軸が変更されます。
    • 直接パス - リンクの終点に到達するまで工具軸が固定されます。
  • 回転後移動 - 動作はパスに依存します。
    • 早送りサーフェス パス - 工具が早送りサーフェスに到達すると工具軸が変更され、その後次の位置に移動します。
    • 直接パス - リンクの始点で工具軸が変更されます。
  • 早送りサーフェス法線 - 早送りサーフェスを横切って移動するときに、工具軸が早送りサーフェスに垂直に固定されます。このオプションは、早送りサーフェスを通るツールパスに対してのみ使用できます。
  • マシン リセット - リンクを横切る際、工具軸がマシンの初期方向にアラインされます。
  • 回転ポイント - 安全領域を通過して指定された作業平面の原点に移動するときに、工具軸が固定されます。工具軸は回転し、次のリンクに移動します。

制約適用 - リンクに制約を適用し、リストから制約を選択します。リストから制約を選択すると、更なる制約を適用するために、追加項目が作成されます。ストラテジー ダイアログを使用する場合、第 1 選択リンクと第 2 選択リンクでは、最大 2 つの制約を使用可能です。2 つ以上の制約を選択すると、リンクの適用には全制約の充足が必要になります。

制約を適用するには:

リストから制約タイプを選択します。
  • [距離] - スパン距離でリンクを制約します。
  • [サーフェス傾斜] - リンクの一方の端末で、サーフェスの傾斜角度によってリンクを制約します。
  • [角度変更] - 工具軸の角度変化に応じてリンクを制約します。
  • [アジマス] - 工具軸のアジマス角度の変化に応じてリンクを制約します。
  • [エレベーション] - 工具軸のエレベーション角度の変化に応じてリンクを制約します。
リストからオプションを選択して制約制限を定義します。
  • - パラメーターが指定値よりも小さい場合、制約は満たされます。
  • - パラメーターが指定値よりも大きい場合、制約は満たされます。
- 制約値を入力します。

ガウジチェック - PowerMill は、全てのリード / リンクのガウジチェックを実行します。