採番スキーマ
採番スキーマを使用すると、ファイル、アイテム、および変更管理を Vault に追加する際の命名方法を設定できます。
注: この機能は Autodesk Vault Professional エディションで使用できます。
3 つの既存のスキーマから採番スキーマを選択できます。また 1 つまたは複数のパラメータを使用してカスタム採番スキーマを作成することもできます。
マッピング済み | [マッピング プロパティ]ダイアログで、アイテムにマッピングされているユーザ定義プロパティに基づいてアイテム名が生成されます。 |
連続 | 連続したファイル名またはアイテム名が生成されます。これは既定の採番スキーマであり、編集または削除できません。 |
変更管理 | 定義した固定テキスト、区切り文字、および自動生成の番号に基づいて、変更管理名が生成されます。 |
カスタム | カスタム デザインに基づいて、オブジェクト名が生成されます。この機能では、オブジェクトに関する情報を表す名前を割り振る採番スキーマを、柔軟に作成することができます。 |
採番のフィールドの基本
ファイル番号の個々の要素はフィールドと呼ばれます。以下の 5 つの基本的なフィールドがあります。
| 例 | 説明 |
自動生成 | 1001、1002、1003 | オブジェクトが作成されるたびに、連続したファイル番号を自動的に作成します。ユーザ入力は必要ありません。 |
区切り文字 | - | 各フィールドを区切るために使用する単一の文字です。たとえば、ダッシュなどです。 |
固定テキスト | 2004 | 固定の値を各オブジェクト番号に割り当てる場合に使用します。 |
フリー テキスト | プロトタイプ | ユーザが追加情報を入力できる自由形式のフィールドを作成します。 |
定義済みリスト | 青、黄、緑 | オブジェクトを作成するたびにユーザが選択できる一覧が表示されます。 |
ワークグループ ラベル | WG1 | 番号が生成されたワークグループのワークグループ ID です。 |
採番ジェネレータ
3 つのタイプの番号ジェネレータがあります。
シンプルな番号ジェネレータ | 採番スキーマで提供された他の情報に基づいて番号を生成します。 |
一元管理番号ジェネレータ | 複製環境で重複する番号が同時に生成されないようにします。 |
カスタム ジェネレータ | Vault サーバで設定されたユーザ指定の採番ジェネレータです。 |
採番スキーマの全般的なルール
- 各採番スキーマ シーケンスに利用できる自動生成フィールドは 1 つのみです。
- ユーザ定義の採番スキーマは、使用しなくなった場合に編集または削除しか行うことができません。つまり、ユーザ定義の採番スキーマは使用されていないか、それを使用するオブジェクトがすべて削除されている状態になっています。
- シーケンスの採番スキーマは編集と削除のいずれも行うことができません。