部品表(BOM)
部品表(BOM)は、パーツや製品を製造するために必要なアイテムの概要です。
注: BOM の機能は Vault Professional でのみ使用できます。
BOM には、アイテム番号、数量、パーツの説明、ライフサイクルのステータス、およびその他のプロパティが含まれています。
BOM が記述されているファイルでアイテムを割り当てるたびに、そのアイテム用の BOM が Vault で生成されます。BOM の詳細は、アイテムが何を表すかに応じて異なります。
- 単一のパーツを示すアイテムには通常、そのパーツにのみ関連する BOM 情報が含まれます。
- アセンブリを示すアイテムには通常、そのアセンブリ内のすべてのパーツに関する BOM 情報が含まれます。
- サブアセンブリとパーツから構成されるアセンブリを示すアイテムには通常、すべてのサブアセンブリに関する BOM 情報が含まれます。
BOM で実行できる操作
BOM は、製品を追跡するための強力なツールです。次の操作を実行できます。
- 設計からアイテムを追加、削除するときに、BOM を更新します。
- グリスや接着剤といった、設計工程の範囲に含まれないカスタムアイテムを追加することも可能です。
- 異なるリビジョン間の変更内容を確認するために、BOM のリビジョンを別のリビジョンと比較できます。たとえば、アセンブリのリビジョン間でどのパーツが変更されているかを的確に特定することが可能です。
- アイテムをゼロから作成し、新しいアイテムの BOM にアイテムを追加すると、BOM を手動で作成できます。
- Microsoft Excel スプレッドシートまたはカンマ区切りのファイル(.CSV)に BOM ビューを保存することができます。これにより、別のアプリケーションで解析したり、カスタム レポートや印刷用に形式設定することができます。
BOM ルール
- 一度もリリースされていないアイテムは、現在のステータスで表示されます。
- リリースされたアイテムについては、作業中のステータスに戻された場合でも、リリース済のリビジョンが一覧表示されます。
- 複数のアセンブリで使用されているパーツがリリースされると、新しくリリースされたリビジョンのパーツが、そのパーツを使用しているすべてのアセンブリの BOM に即座に表示されます。
重要な BOM 用語
次の用語や語句を把握することで、ヘルプや BOM のワークフローを容易に理解できるようになります。
用語 | Definitions |
BOM 行を非表示 | 行が BOM から除外されます。また、ライフサイクル スタータス変更の制限などの BOM 処理からも除外されます。 注: 非表示になっている行には、アイテムがある場合とない場合があります。アイテムがない行が表示に設定されている場合は、アイテムが自動的に作成されます。 |
BOM 行を表示 | 行が BOM に含められます。また、ライフサイクル スタータス変更の制限などの BOM 処理にも含められます。 |
BOM コンポーネント | アイテムが割り当てられておらず、非表示になっている行です。 |