アクション マクロの例: [プロパティ]パレットを使用して円を修正する

この例では、オブジェクト選択フィルタを適用してオブジェクトを選択し、次に選択したオブジェクトの色プロパティを変更する方法を示します。

この例では、次の方法を学習します。

注: 練習を開始する前に、図面にいくつかの円を追加するか、既にいくつかの円を含んでいる図面を開きます。

アクション マクロの記録を開始する

[アクション レコーダ]パネルで、アクションの記録を開始します。[アクション レコーダ]パネルを表示して記録を開始するには、次の手順に従います。

[プロパティ]パレットとオブジェクト選択フィルタを使用してオブジェクト修正する

記録を開始したら、オブジェクトを選択して、そのプロパティを[プロパティ]パレットで修正できます。次の手順に従います。

  1. コマンド プロンプトに対して properties と入力して、[プロパティ]パレットを表示します。
  2. 修正するオブジェクトを図面内で選択します。
  3. [プロパティ]パレットで、オブジェクト ドロップダウン リストから[円]を選択します。
  4. [一般]領域で、[色]フィールドをクリックします。
  5. [色]ドロップダウン リストから、[Blue]を選択します。

アクション マクロの記録を停止して保存する

すべてのアクションを記録したら、記録を停止して、記録したアクションをアクション マクロ ファイルに保存します。次の手順に従います。

  1. [管理]タブ [アクション レコーダ]パネル [停止]をクリックします。
  2. [アクション マクロ]ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。
    • [アクション マクロ コマンド名]ボックスに、BlueCircles と入力します。
    • [説明]ボックスに、「選択したすべての円の色を青に変更します。」と入力します。
  3. [OK]をクリックします。

選択セットを変更して事前選択セットを使用する

ユーザ入力の要求を使用して、アクション マクロの再生時に、新しい値を入力するように求めるプロンプトを表示できます。この例では、作成した選択セットを事前選択セットを使用するように、つまりアクション マクロの再生時に選択セットを求めるプロンプトを表示するように変更します。次の手順に従います。

  1. [管理]タブの[アクション レコーダ]パネルを展開します。
  2. [アクション ツリー]で、Pickfirst 値ノードを選択し、右クリックします。[事前選択セットを使用]を選択します。

アクション マクロを再生する

アクション マクロを再生すると、オブジェクトが選択されていない場合は、オブジェクトを選択するように求めるプロンプトが表示されます。アクション マクロの結果を確認するには、次の手順に従います。

  1. 図面上にいくつかの円とその他のオブジェクトを描きます。オブジェクトの色を青以外の色に変更します。
  2. [管理]タブ [アクション レコーダ]パネルをクリックし、[アクション マクロ]リストから[BlueCircles]を選択します。
  3. [再生]をクリックします。
  4. [アクション マクロ – オブジェクトが選択されていません]ダイアログ ボックスで、[オブジェクトを選択して継続する]をクリックします。
  5. オブジェクトを選択するように求めるプロンプトが表示されたら、図面上で円と他のオブジェクトを選択します。[Enter]を押して、オブジェクトの選択を終了します。

    選択セット内の円の色が青に変更されます。

  6. [アクション マクロ – 再生の完了]ダイアログ ボックスが表示されたら、[OK]をクリックします。

アクション マクロによって行われた変更を元に戻すには、クイック アクセス ツールバーの[元に戻す]をクリックします。図面上でいくつかのオブジェクトを選択し、アクション マクロ BlueCircles を再生します。今回はアクション マクロが事前選択セットを使用するため、アクション マクロの再生時に、図面上でオブジェクトを選択するように求めるプロンプトは表示されません。