コマンドや入力をアクション マクロ(ACTMX)ファイルとして記録するには、アクション レコーダを使用します。
[アクション レコーダ]はリボンにあるパネルで、アクション マクロを記録、修正、再生するためのツールが含まれています。記録中は、アクション、コマンド、入力値が取得され、[アクション ツリー]と値ノードとして表示されます。値ノードには、コマンドの実行中に表示されたプロンプトに対する入力が記録されます(取得した点、文字列、数値、キーワード、コマンドの記録時に入力されたその他の値を含む)。
記録を停止した後は、取得されたコマンドと入力を、後で再生可能なアクション マクロ(ACTMX)ファイルに保存できます。保存すると、基点を指定したり、ユーザ メッセージを挿入したり、記録された入力値の動作を変更して再生中に入力を要求することができます。記録されたアクション ファイルを、[アクション マクロ管理]を使用して製品内からまたは製品外からファイル システムを使用して管理することもできます。
アクション マクロを記録したら、[アクション レコーダ]の[アクション]ツリーから、記録したアクションと値を変更することができます。アクション マクロは、次のようにすることで編集できます。
システム変数 ACTRECPATH と ACTPATH によって定義されたパス内にある、またはそのパスに追加されたアクション マクロ(ACTMX)ファイルは、自動的にロードされます。複数のアクション マクロ ファイルが同じ名前の場合、最初に見つかったアクション マクロ ファイルがロードされます。同じ名前の他のファイルは無視され、ロードされません。
ロードされたアクション マクロのパスを確認するには、[有効なアクション マクロ]ドロップダウン リストからアクション マクロを選択し、[アクション レコーダ]パネルを展開します。[アクション ツリー]でアクション マクロのノードを右クリックし、[プロパティ]を選択します。[アクション マクロ]ダイアログ ボックスの[フォルダ パス]ボックスに、アクション マクロ ファイルへのパスが表示されます。
他の人とアクション マクロを共有するときは、次の点に注意してください。
AutoCAD 2024 以前のリリースで作成された ACTM ファイルを再生するには、ACTMX ファイル形式にマイグレートする必要があります。ACTM ファイルをマイグレートするには、[アクション マクロ マネージャー] ダイアログ ボックスのオプションを使用します。ACTM ファイルをマイグレートするとき、ファイルは ACTRECPATH システム変数で定義されたパスにコピーされた後でマイグレートされます。マイグレートが完了すると、ACTMX ファイルがロードされて再生できるようになります。