シェルを作成するには

新機能の紹介: 2026

均一の厚さまたは固有の厚さのシェルを作成することができます。

勾配フィーチャでは、パーツ面にテーパを適用して、サーフェスに傾斜を付けたり、金型からパーツを取り出せるようにします。勾配は、指定した面、抜き方向、角度、固定エッジ、または接線サーフェスで定義します。Inventor では、固定エッジ、固定平面、パーティング ラインの 3 種類の勾配を作成することができます。

まず、面またはエッジに勾配を付ける 3D パーツを作成します。

主要な概念

シェルを作成する

シェル フィーチャでは、パーツの内側にある材料を除去し、指定した厚さの壁で空洞を作成します。面を選択して除去すると、シェルの開口部を作成できます。

  1. [3D モデル]タブ [修正]パネル [シェル] の順にクリックします。

  2. シェルのタイプを指定します。

    • [シャープ コーナー]: シャープ オフセット コーナーを作成します。

      [シャープ コーナー]

    • [ラウンド コーナー]: フィーチャで生成されたコーナーに丸みを追加します。サーフェス ツールで修正できる完全または部分的な結果を作成する場合に使用します。

      [ラウンド コーナー]

  3. パーツの面を基準にシェル境界の方向を指定します。

    • [内側]: パーツの内側に向けてシェルの壁をオフセットします。元のパーツの外側の壁がシェルの外壁になります。

    • [外側]: パーツの外側に向けてシェルの壁をオフセットします。元のパーツの外側の壁がシェルの内壁になります。

    • [中心]: シェルの壁をパーツの内側と外側に同じ距離だけオフセットします。シェルの厚さの半分をパーツの厚さに追加します。

  4. シェルの厚さを指定します。

    厚さは、シェルの壁に均一に適用されます。パラメータ テーブル内の厚さ値を使用するには、ボックス内の値をハイライト表示し、右クリックして、その厚さ値のカット、コピー、貼り付け、削除のいずれかを行います。

  5. (任意) シェルが作成されない面を削除します。

  6. [高度なプロパティ] セクションで、近似値を計算するかどうか、およびその方法を指定します。

    • [近似値を許可]:正確なソリューションが存在しない場合、オフセット フィーチャの計算中に、指定した厚さからの偏差を許可します。正確なソリューションでは、元のサーフェスの各点に対応する点が、オフセット サーフェス上に存在するオフセット サーフェスが作成されます。これら 2 つの点の距離は、指定された距離となります。
    • [中間]:近似値を許可した場合、偏差は指定した距離の上下に分割されます。
    • [薄すぎない]:近似値を許可した場合、最小距離が維持されます。偏差は、指定した距離を上回る必要があります。
    • [厚すぎない]:近似値を許可した場合、最大距離が維持されます。偏差は、指定した距離を下回る必要があります。
    • [公差] (最適化):適切な公差を使用し、最短時間で近似値が計算されます。
    • [公差] (指定):指定した公差を使用して、近似値が計算されます。有効な公差の範囲は 0 ~ 100 です。相当の計算時間が必要になる場合があります。
  7. [OK]をクリックします。

  8. 近似値を使用する場合、結果を承認するにはメッセージ ボックスの[OK]をクリックし、[シェル]プロパティ パネルに戻るには[編集]をクリックします。