アドイン マネージャ

Revit 2025.3 以降の更新プログラムで使用可能なアドイン マネージャを使用すると、リストからアドインを無効または有効にすることができます。

アドイン マネージャを開いて使用する方法

次のいずれかの方法を使用して、アドイン マネージャを開きます。
  1. [管理]タブ [拡張機能] [アドイン マネージャ]をクリックします。ここでは、マクロ、個々のアドイン、またはすべてのアドインを有効または無効にできます。

    Revit のアドイン マネージャで加えた変更は、次回の Revit 起動時に反映されます。

  2. または、Revit を起動せずに Revit アドイン マネージャをスタンドアロン アプリケーションとして起動することもできます。Windows の[スタート]メニューで[Revit アドイン マネージャ]を検索するか、<Revit インストール フォルダ> AddInsManager¥RevitAddInsManager.exe に移動します。

    アドインの問題によって Revit を起動できない場合でも、スタンドアロン アプリケーションを使用してアドインを無効にすることができます。

アドイン マネージャを使用すると、すべてのアドインのオン/オフを切り替えたり、1 つまたは複数のアドインを選択的に有効にすることができます。

注: Revit アドイン マネージャで行うすべての設定はユーザ固有であり、現在の Windows ユーザのみに保存されます。

アドインのロード時間

Revit アドイン マネージャには、Revit にロードされた各アドイン項目が最後にロードされた時間が表示されます。アドインのロード時間は概算であり、アドイン DLL とすべての依存関係をロードし、項目で必要な場合は OnStartup メソッドを実行するのに必要な時間で構成されています。OnStartup メソッドの実行中にダイアログが表示された場合、その時間はアドイン項目のロード時間の一部として考慮されます。

マニフェスト ファイルに複数のアドインまたはコマンドが含まれている場合は、各項目の時間が個別に計測されます。アドイン マネージャの UI には、マニフェスト ファイルの各項目の時間が表示され、マニフェスト(グループ)項目には、その中のすべての項目の合計ロード時間が表示されます。

注: 複数の項目が同じ DLL にある場合、この DLL は 1 回ロードされ、そのロード時間は、この DLL をロードする最初の項目に対してのみカウントされます。

アドイン マネージャでアドインの表示をカスタマイズする方法

アドインのリストは、マニフェスト ファイルによってグループ化されます。マニフェスト ファイルに 1 つの項目が含まれている場合、それは UI に 1 つの項目として表示され、それ以外の場合は、マニフェスト ファイルのすべての項目がグループ化されます。グループ名は、マニフェスト ファイル名に対応します。

ヒント:

  1. [アドイン マネージャ]ウィンドウで異なる Revit アドインやコマンドをグループ化するには、それらを 1 つのマニフェスト ファイル内に配置します。
  2. この名前がグループ名になるため、マニフェスト ファイルには読みやすい名前を使用します。
  3. マニフェスト ファイル内の各項目の<Name></Name>タグを指定します。読みやすい名前をスペースで区切って使用します。この名前は、[アドイン マネージャ]ウィンドウでは無効になっています。
  4. マニフェスト ファイル内の各項目の<VendorId></VendorId>タグを指定します。VendorId は、[アドイン マネージャ]ウィンドウでは無効になります。
  5. マニフェスト ファイル内のアドイン項目ごとに、<ProductDescription></ProductDescription>、およびこの項目の機能の簡単な説明を指定できます。ProductDescription のテキストは、[アドイン マネージャ]ダイアログでこの項目の名前にカーソルを合わせることで、ツールチップとして表示されます。この設定はオプションです。使用しない場合、ツールチップは表示されません。

(管理者)アドイン マネージャ

(管理者)アドイン マネージャを使用すると、BIM マネージャとシステム管理者は、ユーザのコンピュータで Revit アドイン マネージャの設定を管理することができます。管理者設定は、アドイン マネージャで定義されたユーザ設定よりも優先度が高く、ユーザ設定を上書きします。

使用方法の詳細については、「(管理者)アドイン マネージャ」を参照してください。