Autodesk Vault Server は、Vault のホストだけでなく、コンテンツ センター ライブラリもホストします。コンテンツ センター ライブラリの管理タスクを実行するには、Server Console を使用します。
コンテンツ センター ライブラリは、SQL Server データベース内にあります。データベースは、拡張子が MDF および LDF のファイルのペアで構成されます。これらのファイルは、両方で 1 つのライブラリを構成しているため、対にして保存する必要があります。
サーバに現在インストールされているコンテンツ センター ライブラリのリストが、Console に表示されます。[バックアップ]コマンドを使用して、サーバ上にある既存のライブラリのバックアップを作成することができます。一覧から管理するライブラリを選択します。
次のリストは、Autodesk Inventor 製品とともにインストールできるコンテンツを示しています。インストレーション ウィザードの[コンテンツ センター ライブラリを選択]ウィンドウでは、既定でインストールされるライブラリのチェック ボックスがオンになっています。
読み取りと書き込みが可能な、または読み取り専用のコンテンツ センター ライブラリを作成できます。中央サーバからのコンテンツ センター ライブラリへとアクセスするローカルまたは Autodesk Inventor プロジェクトのいずれかで使用するために設定できます、
ライブラリを削除すると、選択したライブラリがデータベース サーバからアタッチ解除され、データ ファイル(.mdf および .ldf)がハード ディスクから削除されます。ライブラリ内のすべてのデータは、恒久的に削除されます。
[アタッチ]を使用して、コンピュータ上に既に存在する .mdf および .ldf データ ファイルのペアから、サーバ上のコンテンツ センター ライブラリを利用できるようにします。
ライブラリをアタッチ解除すると、ADMS Console 内の利用可能なライブラリの一覧からコンテンツ センター ライブラリが削除されます。[アタッチ解除]では、データ ファイル(MDF および LDF)はサーバから削除されません。[アタッチ]コマンドを使用して、データファイルを再アタッチし、後で使用可能にすることができます。別の場所に手動でコピーしてバックアップしたり、別のマシンに移動したりすることもできます。
サーバ コンソールにアクセスするには:
Autodesk Inventor でコンテンツ センター ライブラリを編集するには、コンテンツ センター エディタでなければなりません。
サーバ コンソールでコンテンツ センターの管理タスクを実行するには、コンテンツ センター管理者でなければなりません。
既存のライブラリのマイグレーションを選択した場合は、[ライブラリをコピー]ダイアログが表示されます。[ライブラリをコピー]ダイアログに、マイグレーションが必要なカスタム ライブラリと標準ライブラリが一覧表示されます。標準コンテンツ ライブラリは、保存して新バージョンのデータ管理サーバで使用できるようマイグレーションすることも、削除することもできます。カスタム コンテンツ ライブラリは、保存して新バージョンのデータ管理サーバで使用できるようマイグレーションすることも、削除することも、新しいバージョンの Autodesk Inventor で使用できるようコピーすることもできます。既定では、すべてのライブラリは、保存して新しいバージョンの ADMS で使用できるようマイグレーションするよう設定され、カスタム ライブラリは、最新バージョンの Autodesk Inventor にコピーするよう設定されます。
標準ライブラリまたはカスタム ライブラリを削除するには、対応するライブラリのすべてのチェック ボックスをオフにします。ライブラリのすべてのチェック ボックスをオフにすると、そのライブラリはマイグレーション中に削除されます。
カスタム ライブラリを新バージョンの Autodesk Inventor にコピーするには、新バージョンの Inventor に対応するライブラリのチェック ボックスをオンにします。
現在のバージョンのカスタム ライブラリのチェック ボックスもオンになっている場合、既存のライブラリは、新バージョンの ADMS で使用できるようマイグレーションされるとともに、新バージョンの Autodesk Inventor で使用できるようコピーされます。元のライブラリを保存しつつ、ライブラリをコピーするには、追加のディスク領域が必要です。必要なディスク領域の量と使用可能なディスク領域の量がダイアログに表示されます。
現在のライブラリの現在のバージョンのチェック ボックスがオフになっている場合、既存のライブラリは新バージョンの Autodesk Inventor で使用できるようコピーされ、元のライブラリは削除されます。
[OK]をクリックします。実行すべきマイグレーション操作の概要が表示されます。概要が予想に一致している場合、[はい]をクリックしてライブラリのマイグレーションを続けます。一致していない場合は、[いいえ]をクリックして[ライブラリをコピー]ダイアログに戻り、マイグレーション設定を変更します。
[エクスポート]では、サーバ コンソール内のライブラリ ファイル(.mdf および .ldf)のセットが指定の場所にコピーされます。同じマシンのフォルダを指定することも、ネットワーク上の場所を指定することもできます。
[インポート]では、ライブラリ ファイル(MDF ファイルと LDF ファイルのペア)が、SQL Server の標準データ ファイル ディレクトリにコピーされます。次に、アタッチ操作を行い SQL Server に登録して、コンテンツ センター ライブラリとして使用できるようにします。たとえば、[インポート]を使用することで、サード パーティが提供するライブラリ ファイルを、管理対象のコンテンツ センター ライブラリにコピーできます。
ライブラリを反転表示すると、当該ライブラリとそのデータ ファイルに関して高レベルの情報をメイン ペインに表示できます。
ライブラリのステータスを読み取り専用または読み取り、書き込みに変更するには、ブラウザでライブラリを右クリックし、[読み取り専用]を選択します。Autodesk Inventor によりインストールされた既定で読み取り専用のライブラリのステータスは変更できません。
1 つまたは複数のコンテンツ センター ライブラリの編集許可が必要な場合、ADMS Console で各ユーザ用に設定された Content Center Editor アカウントが必要となります。
コンテンツ センター ライブラリへの読み取り専用アクセス権のみを使用するユーザの場合、アカウントは必要ありません。
コンテンツ センター ライブラリのユーザ アカウントを ADMS Console で作成する
新規 iFilter をインストールするした場合は、関連するプロパティを認識させるために、Vault データベースを再インデックスする必要があります。その後、Re-Index を実行し、Vault 内のすべてのファイル(過去のバージョンを含む)から新規プロパティ データを抽出します。