Copy Design: アクション ルール セット
ルール セットは、コピー操作時のファイル プロパティの動作を指定するプロパティ ルールのコレクションです。

ルール セットは、次の目的で使用することができます。
- ターゲット ファイルのカテゴリをリセットする
- ファイル プロパティをマッピングする
- ファイル プロパティをクリアまたはリセットする
コピー操作時に、選択したデータ セットに適用できるルール セットは 1 つのみです。このため、拡張子、プロパティ、用途に基づいて、複数のファイル タイプの設定を指定する多数のルールを 1 つのルール セットに記述することができます。
既定のルール セット
すぐに使用できる既定のルール セットが既定のルール セットとして付属しています。既定のルール セットは、次の点において従来の Copy Design と同様に機能するよう設定されています。
- 部品番号を新しいファイル名として使用する
- 新しいファイル カテゴリの割り当てルールが適用されるようファイルのカテゴリをリセットする。
注: 既定のルール セットは変更または削除することができません。
ルール セットを定義する
ルール セットには、1 つまたは複数のルールが記述されています。各ルールは 1 つまたは複数の条件で定義され、条件を満たすと、特定のファイル プロパティおよび動作の設定がコピー先のファイルに割り当てられます。
重要: ルールに複数の条件がある場合、プロパティの動作が適用されるには、すべての条件を満たす必要があります。
ルールは、[ルール セットを定義]ダイアログで作成、編集、および削除します。

[ルール セットを定義]ダイアログのインタフェース
[ルール セットを定義]のインタフェースについては、次の表を参照してください。
機能 | 詳細 |
名前 | 定義されているルールの名前です。 |
New | ルール セットの新しいルールを作成するには、[新規作成]をクリックします。ルール セットには複数のルールを割り当てることができます。 |
コピー | ルールのコピーを作成するには、既存のルールを選択し、[コピー]をクリックします。コピーには、すべて同じ条件と動作の設定が適用されます。 |
編集 | 名前、条件、またはプロパティの動作を変更するには、既存のルールを選択し、[編集]をクリックします。 |
削除 | ルール セットからルールを削除するには、ルールを選択し、[削除]をクリックします。 |
順序ボタン | ルール セット内でルールを並べ替えるには、ルールを選択し、上向きの矢印または下向きの矢印をクリックします。ルールは、セット内での表示順に適用されます。 |
ルール一覧 | ルール セットに現在あるルールの一覧です。 |
ルール条件ビルダ |
[プロパティ]ドロップダウン メニュー | 条件の基準を作成するプロパティです。 |
[条件]ドロップダウン メニュー | 指定したプロパティの動作がコピー先のファイルにルールで割り当てられるようにするために、プロパティが満たす必要がある条件です。 [条件]には次のオプションがあります。 - [含む]
- [含まない]
- [空]
- [空でない]
- [等しい]
- [> (大なり)]
- [< (小なり)]
重要: ルールに複数の条件がある場合、指定したプロパティの動作が適用されるには、すべての条件を満たす必要があります。 |
値 | 条件に特定の値が必要な場合、ここで値を定義します。 たとえば、コピー操作時に図面ファイルを別々に処理するよう指定することができます。この場合、次の操作を実行します。 - [ファイル拡張子]プロパティを選択します。
- [条件]で[等しい]を選択します。
- [値]に dwg と入力します。
拡張子が .dwg のファイルがある場合、割り当てられたプロパティの動作が実行されます。 |
追加 | ルールに条件を追加するには、[追加]をクリックします。 |
置換 | 既存の条件を選択して、プロパティ、条件、または値のフィールドを更新します。定義した新しい基準に条件の基準を置換するには、[置換]をクリックします。 |
除去 | ルールから既存の条件を削除するには、条件を選択し、[削除]をクリックします。 |
[ルール条件]一覧 | 現在のルールに作成されている条件および基準の一覧が表示されます。条件の一覧の表示順序は、指定したプロパティの動作をトリガするために、ファイルが満たす必要がある条件の順序です。 |
プロパティの動作 注: Vault 内でマッピングされていないユーザ定義プロパティは Copy Design 時に転送されます。 |
[すべてリセット]チェック ボックス | コピー先ファイルに対するコピー元ファイルの動作をリセットします。コピー先ファイルのプロパティと動作の設定は、Vault に追加された新しいファイルのプロパティと動作の設定と同じです。 |
[プロパティ]ドロップダウン メニュー | 動作の基準として適用するプロパティです。 |
[アクション]ドロップダウン メニュー | コピー先のファイルに対して選択したプロパティに適用するアクションです。 [アクション]には次のオプションがあります。 - [リセット]: コピー先のファイルのプロパティ値を、Vault に追加された新しいファイルのプロパティ値にリセットします。この値は、選択したプロパティに応じて、既定値になったり空白になることがあります。
- [空白を設定]: コピー先のファイルのプロパティ値をクリアして、空白のままにします。割り当てルールで新しいファイルに既定値が設定されている場合でも、このプロパティは空白のままになります。
- [値を次として設定]: [値]ドロップダウン メニューを有効にして、コピー先のファイルの対象プロパティに適用する値を指定します。
- [次から値をコピー]: [値]ドロップダウン メニューを有効にして、選択したファイルからプロパティ値をコピーできるようにします。
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[値]ドロップダウン メニュー | コピー先のファイルで選択したプロパティに使用する値です。
次の値を使用できます。 - ファイル名: 拡張子がないコピー先のファイル名です。
- ユーザ: 現在ログインしているユーザのアカウント名です。
- 表示名: 現在ログインしているユーザの表示名です。
- 元のファイル名: コピー元のファイル名です。
- コピー日付: ファイルがコピーされた日付です。
- iLogic ルールを削除: 文字列「削除」が付いたテキスト データ タイプの値です。
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追加 | 定義済みのプロパティの動作をルールに追加するには、[追加]をクリックします。 |
置換 | 既存のプロパティの動作を選択して、プロパティ、アクション、または値のフィールドを更新します。定義した新しい基準にプロパティの動作を置換するには、[置換]をクリックします。 |
除去 | ルールから既存のプロパティの動作を削除するには、プロパティの動作を選択し、[削除]をクリックします。 |
[プロパティ名]一覧と[アクション]一覧 | 条件が満たされ、アクションが実行された場合に影響を受けるプロパティが一覧表示されます。値が割り当てられている場合、[アクション]には値の詳細が表示されます。 |