概要 - ジオメトリのクリーンアップ

ジオメトリのクリーンアップを使用すると、図面内のジオメトリ エラーを特定、確認、修正することができます。

まず、標準のオブジェクト選択方法を使用して、モデル空間内のオブジェクトを選択します。次に、一連の許容値またはエラー識別のしきい値に基づいてスキャンを実行し、ジオメトリのエラーがないか確認します。「正しい」と認識される位置からの許容範囲内にあるエラーはエラーとして識別され、許容値を超えるエラーは意図的なものとして扱われます。

スキャンが完了すると、エラーがツリー ビューに一覧表示され、確認できます。エラーは手動で修正することも、パレットで推奨される修正の 1 つを選択して修正を適用することもできます。

エラーを修正した後、選択したオブジェクトを再スキャンして、以前のすべてのエラーが修正され、新しいエラーが見つからないことを確認できます。

注: スキャン結果は、[ジオメトリのクリーンアップ]を開始する前に、関連するジオメトリ エラー修正コマンドである FLATTEN[平坦化]、OVERKILL[重複オブジェクト削除]、および WEED[間引き] (Civil 3D のみ)を実行したかどうかによって大きく異なります。

サポートされているオブジェクトとサポートされていないオブジェクト

[ジオメトリのクリーンアップ]は、XY 平面上の 2D 直線オブジェクトおよび開いた曲線オブジェクトに対して機能します。

サポートされるオブジェクト タイプは次のとおりです。

サポートされていないオブジェクトには、次のものが含まれますが、これらに限定されません。

モデル空間内のロック解除された画層およびフリーズ解除された画層上のオブジェクトのみが、クリーンアップの対象となります。サポートされていないオブジェクトは、自動的に選択から除外されます。

ジオメトリ エラーの種類

ジオメトリのエラーをスキャンする前に、検出するエラー タイプの管理や、それぞれの許容値の設定ができます。

次の表は、ジオメトリ エラーを確認する際に各エラー タイプがどのように表示されるかの説明と例を示しています。

エラー タイプ 説明
[オーバーシュート] 線分またはポリラインの端点が、指定された形状を超えて延長されている
[アンダーシュート] 線分またはポリラインの端点が、指定された形状に達していない
[ギャップ] 線分またはポリラインの端点が、別の点と一致している必要があるが、一致していない
[絶対角度] 線分またはポリラインが標準の UCS 角度からわずかにずれている(例: 0°、45°、90°、ただし、ユーザはあらゆる値を設定できます)
[相対角度] 交差する 2 つの線分またはポリラインが、目標の標準角度に一致しない(例: 0°、45°、90°、ただし、ユーザはあらゆる値を設定できます)

クリーンアップの設定

選択したオブジェクトのジオメトリ エラーをスキャンする前に、見つけるエラー タイプを指定し、それぞれの許容値を設定することができます。設定はユーザ プロファイルに保存され、.gcs ファイルとして読み込むか書き出して再利用することができます。既定として[提案された許容差]が提供され、図面内の平均ジオメトリに基づいて計算されます。