Vault スタンドアロン クライアントでは、プロパティを 2 つの場所で管理できます。
プロパティ グリッドを使用して Vault Client のプロパティを管理する
ユーザは、プロパティを作成、追加、削除したり、プロパティ値を変更することにより、Vault のファイルをカスタマイズできます。[プロパティ]グリッドには、選択したファイルのすべてのプロパティが一覧で表示されます。ファイル リストからファイルを選択すると、右ペインの下部にプロパティ グリッドのタブが表示されます。
プロパティは、システム定義、ユーザ定義ごとに分かれて表示されます。これらの定義プロパティを確認するには、各グループを展開または折りたたみます。
[プロパティ]グリッドには、選択したファイルに関連付けられている各プロパティの名前と値が表示されます。プロパティ グリッドを設定して特定のプロパティのみを示すことができます。
注: プロパティ グリッドは Vault Workgroup、Vault、Vault Collaboration、および Vault Professional で利用できます。
グリッドからファイルのプロパティを編集する
注: この操作を実行するには、エディタまたは管理者のロールが割り当てられている必要があります。 ロールを確認するには、Vault 管理者に問い合わせてください。
- メイン ペインで 1 つまたは複数のファイルを選択し、[プロパティ]グリッドの[編集]アイコン
をクリックします。
- [プロパティ編集]ダイアログ ボックスに、選択したファイルが一覧表示されます。Vault から他のファイルを含めるには、[追加]をクリックします。
選択したファイルを除外するには、一覧からファイルを選択して[削除]をクリックします。
- 既定では、選択したファイルの[名前]、[作成者]、および[説明]の各プロパティが表示されます。他のプロパティを選択して編集するには、[列を選択]をクリックします。
注: [列を選択]を使用して[プロパティを編集]画面に表示すると、既存のプロパティを一覧から削除できます。編集したプロパティを含むプロパティを削除すると、行った変更が失われます。フィールドの削除を続行する前に確認を求められます。
- プロパティの値を編集するには、次の手順に従います。
- 値を編集するセルをダブルクリックします。
- 値をコピーまたは貼り付けるセルを右クリックします。
- 列の複数のセルまたは複数のセルに同じ値を入力するには、ハイライト表示されたセルの右下コーナーにある黒の小さな正方形をクリックしてドラッグします。
- プロパティの値で特定文字列を検索するには、セルを右クリックして[検索]を選択します。[検索と置換]ダイアログ ボックスで、検索するテキスト ストリングを入力します。[次を検索]をクリックすると次のオカレンスに移動します。
- 特定文字列を検索して新しい値に置換するには、セルを右クリックして[置換]を選択します。[検索と置換]ダイアログ ボックスで、検索するテキスト ストリングと置換後の値を入力します。新しい値に置換するオカレンスが見つかるまで[次を検索]を繰り返しクリックして[置換]をクリックするか、[すべて置換]をクリックしてすべてのオカレンスを新しい値に置換します。
- 値の文字をすべて大文字にするには、セルを右クリックして[大文字表示]を選択します。
注: プロパティの新しい値は、プロパティ値の適切なデータ タイプである必要があります。新しい値がプロパティの適切なデータ タイプではない場合、不正であることを示すフラグがエントリに表示されます。
- [OK]をクリックします。
- 選択したファイルは、ローカル コンピュータの一時的な場所にコピーされてチェックアウトされ、プロパティが更新されると、Vault にチェックインされます。ユーザ定義プロパティが更新されていることが進行状況インジケータに示されます。 処理を停止するには、[キャンセル]をクリックします。[キャンセル]をクリックしたときに既に Vault にチェックインされているファイルは、編集後のプロパティになります。チェックインされていないファイルには編集後のプロパティは含まれません。
- [プロパティ編集結果]画面に、ファイルごとのプロパティの編集内容および正常に編集されたプロパティの概要が表示されます。
- レポートを生成し、ローカルまたは Vault に保存するには、次のいずれかを選択して実行します。
ローカル フォルダにレポートを保存する
- レポートをローカルに保存するには、[レポート]をクリックします。
- [プレビュー]ダイアログ ボックスで、[ファイル]メニューから、[ドキュメントをエクスポート]を選択します。ファイルの種類を選択して入力し、[OK]をクリックします。
- [名前を付けて保存]ダイアログ ボックスで、ファイルを保存するローカルのフォルダ構造にナビゲートします。レポートの名前を入力して[保存]をクリックします。
Vault にレポートを保存する
- レポートを Vault 内に保存するには、[Vault に送信]をクリックして Vault フォルダの一覧を表示します。
- レポートの保存先となる Vault を選択し、レポート名を入力します。
- 保存するファイルの種類に、カンマ区切り(.csv)または Excel(.xls)のいずれかを選択し、[保存]をクリックします。
- [ファイル] > [終了]を選択して、[プレビュー]ダイアログ ボックスを閉じます。
プロパティ グリッドでプロパティを非表示にする
ビューの一部を非表示にすることによって、プロパティ グリッドで表示されるプロパティを設定します。
- プロパティ グリッドで、ビューで非表示にするプロパティを選択します。
- [プロパティを非表示にする]
アイコンをクリックします。プロパティがグリッドから除去されます。
プロパティ グリッドにプロパティを復元する
[プロパティ フィルタ]ダイアログ ボックスで、非表示プロパティを確認し、プロパティ グリッドに復元します。
- プロパティ グリッドで、[プロパティを復元]
アイコンをクリックします。 [プロパティ フィルタ]ダイアログ ボックスが開き、非表示プロパティの一覧が表示されます。
- プロパティ グリッドに復元するプロパティを選択し、[選択したプロパティを復元]をクリックします。
選択したプロパティがプロパティ グリッドに一覧表示されます。
メイン ビューでプロパティを管理する
Vault のユーザ定義プロパティは、[プロパティを編集]コマンドを使用して編集できます。[プロパティを編集]コマンドでは、任意の数のファイル、フォルダ、アイテム、および変更管理を選択し、そのプロパティを編集できます。一度に複数のオブジェクト タイプのプロパティを編集することができます。
ファイル
メイン ペインで複数のファイルを同時に選択して、プロパティを編集できます。たとえば、[構成ドキュメント]タブから在庫アセンブリおよびその子をすべて選択し、プロパティ編集ウィザードを使用して設計全体についてすべてのプロパティを編集することができます。選択したファイルは、ローカル コンピュータの一時的な場所にコピーされてチェックアウトされ、プロパティが更新されると、Vault にチェックインされます。
Inventor の .dwg ファイルを含む Autodesk Inventor ファイルおよび Microsoft Office ドキュメントの場合、すべてのユーザ定義プロパティを編集できます。プロパティに値がない場合、値を入力するとファイルに追加されます。プロパティが定義済みオブジェクトとしてファイルに含まれていない場合は、カスタム プロパティを作成して値を含めることができます。
フォルダ
フォルダ プロパティを Vault で表示および編集できます。フォルダ カテゴリに割り当てられたユーザ定義プロパティは、[プロパティを編集]ダイアログ ボックスで編集できます。フォルダに割り当てられた UDP を変更するには、1 つまたは複数のフォルダを選択し、[プロパティ編集]コマンドを使用します。
アイテム
複数のアイテムのプロパティを同時に編集できるようになりました。プロパティの編集は、従来の[アイテムの編集]ダイアログ ボックスではなく[プロパティを編集]ダイアログ ボックスで行います。このダイアログ ボックスでは、1 つまたは複数のアイテムを選択して、ファイルの場合と同様にプロパティを編集できます。
注: アイテム機能は Autodesk Vault Professional でのみ使用できます。
アイテムの編集の詳細については、「アイテムを編集する」を参照してください。
変更管理
アイテムと同様に、変更管理のプロパティの編集は一度に 1 つという制限がなくなりました。[プロパティを編集]ダイアログ ボックスで、1 つまたは複数の変更管理を選択し、変更管理に関連するプロパティを編集できます。
注: [変更管理]タブは、Autodesk Vault Professional で使用できます。
変更管理のプロパティの詳細については、「変更順序管理」を参照してください。
メイン ビューでファイルのプロパティを編集する
注: この操作を実行するには、エディタまたは管理者のロールが割り当てられている必要があります。 ロールを確認するには、Vault 管理者に問い合わせてください。
- メイン ペインで 1 つまたは複数のファイルを選択し、[Ctrl]+[E]を押します。
- [プロパティ編集]ダイアログ ボックスに、選択したファイルが一覧表示されます。Vault から他のファイルを含めるには、[追加]をクリックします。
選択したファイルを除外するには、一覧からファイルを選択して[削除]をクリックします。
- 既定では、選択したファイルの[名前]、[作成者]、および[説明]の各プロパティが表示されます。他のプロパティを選択して編集するには、[列を選択]をクリックします。
注: [列を選択]を使用して[プロパティを編集]画面に表示すると、既存のプロパティを一覧から削除できます。編集したプロパティを含むプロパティを削除すると、行った変更が失われます。フィールドの削除を続行する前に確認を求められます。
- プロパティの値を編集するには、次の手順に従います。
- 値を編集するセルをダブルクリックします。
- 値をコピーまたは貼り付けるセルを右クリックします。
- 列の複数のセルまたは複数のセルに同じ値を入力するには、ハイライト表示されたセルの右下コーナーにある黒の小さな正方形をクリックしてドラッグします。
- プロパティの値で特定文字列を検索するには、セルを右クリックして[検索]を選択します。[検索と置換]ダイアログ ボックスで、検索するテキスト ストリングを入力します。[次を検索]をクリックすると次のオカレンスに移動します。
- 特定文字列を検索して新しい値に置換するには、セルを右クリックして[置換]を選択します。[検索と置換]ダイアログ ボックスで、検索するテキスト ストリングと置換後の値を入力します。新しい値に置換するオカレンスが見つかるまで[次を検索]を繰り返しクリックして[置換]をクリックするか、[すべて置換]をクリックしてすべてのオカレンスを新しい値に置換します。
- 値の文字をすべて大文字にするには、セルを右クリックして[大文字表示]を選択します。
注: プロパティの新しい値は、プロパティ値の適切なデータ タイプである必要があります。新しい値がプロパティの適切なデータ タイプではない場合、不正であることを示すフラグがエントリに表示されます。
- [OK]をクリックします。
- 選択したファイルは、ローカル コンピュータの一時的な場所にコピーされてチェックアウトされ、プロパティが更新されると、Vault にチェックインされます。ユーザ定義プロパティが更新されていることが進行状況インジケータに示されます。 処理を停止するには、[キャンセル]をクリックします。[キャンセル]をクリックしたときに既に Vault にチェックインされているファイルは、編集後のプロパティになります。チェックインされていないファイルには編集後のプロパティは含まれません。
- [プロパティ編集結果]画面に、ファイルごとのプロパティの編集内容および正常に編集されたプロパティの概要が表示されます。
- レポートを生成し、ローカルまたは Vault に保存するには、次のいずれかを選択して実行します。
ローカル フォルダにレポートを保存する
- レポートをローカルに保存するには、[レポート]をクリックします。
- [プレビュー]ダイアログ ボックスで、[ファイル]メニューから、[ドキュメントをエクスポート]を選択します。ファイルの種類を選択して入力し、[OK]をクリックします。
- [名前を付けて保存]ダイアログ ボックスで、ファイルを保存するローカルのフォルダ構造にナビゲートします。レポートの名前を入力して[保存]をクリックします。
Vault にレポートを保存する
- レポートを Vault 内に保存するには、[Vault に送信]をクリックして Vault フォルダの一覧を表示します。
- レポートの保存先となる Vault を選択し、レポート名を入力します。
- 保存するファイルの種類に、カンマ区切り(.csv)または Excel(.xls)のいずれかを選択し、[保存]をクリックします。
- [ファイル] > [終了]を選択して、[プレビュー]ダイアログ ボックスを閉じます。
複数のオブジェクト タイプのプロパティを編集する
[プロパティを編集]ダイアログ ボックスでは、すべてのタイプのオブジェクトをサポートします。ファイル、アイテム、変更管理、フォルダを同時に編集することができます。これは、リンクおよび保存した検索条件を使用することで実現します。リンクの詳細については、「プロジェクトのリンク」を参照してください。
- 変更管理、ファイル、フォルダ、またはアイテムへのリンクが格納されているフォルダを選択します。
- ファイルおよび他のオブジェクト タイプへのリンクを複数選択します。たとえば、複数のファイル、アイテムへのリンク、および変更管理へのリンクを選択します。
- [Ctrl]+[E]を押すか、[編集]メニューの[プロパティを編集]を選択します。
- [プロパティ編集]ダイアログ ボックスに、選択したオブジェクトがすべて表示されます。最初の列のエンティティ アイコンはエンティティ/ファイルのタイプを示します。
- 既定では、[名前]、[作成者]、および[説明]の各プロパティが表示されます。他のプロパティを選択して編集するには、[列を選択]をクリックします。
注: [列を選択]を使用して[プロパティを編集]画面に表示すると、既存のプロパティを一覧から削除できます。編集したプロパティを含むプロパティを削除すると、行った変更が失われます。フィールドの削除を続行する前に確認を求められます。
- [フィールドをカスタマイズ]ダイアログ ボックスでは、[ファイル]、[フォルダ]、[アイテム]、[変更管理]、または[すべてのフィールド]を基準にプロパティをフィルタリングできます。編集が必要なプロパティを選択して、ダイアログ ボックスを閉じます。
- ユーザ定義プロパティが複数のエンティティ タイプに関連付けられている場合は、これらのエンティティに対してユーザ定義プロパティを編集できます。それ以外の場合は、ダイアログ ボックスでエンティティごとに編集可能なプロパティを検索して、編集を行います。
- [OK]をクリックして、プロパティの編集を行い、編集結果を確認します。