Vault Add-in for Outlook

Autodesk Vault for Microsoft Outlook Add-in は、Microsoft Outlook 内で、メールやその他の非 CAD データに関する基本的な Vault 機能を実行します。

Vault for Microsoft Outlook Add-in をインストールすると、Outlook 2007 および Outlook 2010 アプリケーションに新たなリボン タブとメニュー アイテムが追加されます。

リリース別の機能対応状況

この機能は、Autodesk Vault の特定のエディションで使用できます。ご使用のエディションがこの機能に対応しているかどうかについては、下の表を参照してください。 

  2012 2013 2014
Autodesk Vault Basic    
Autodesk Vault Workgroup
Autodesk Vault Collaboration
Autodesk Vault Professional

基本的な作業

Vault Add-in for Outlook では、以下の基本的な Vault 作業を実行できます。

フォルダをマッピングする

Outlook フォルダを Vault フォルダにマッピングする場合、Vault にチェックインされた新規電子メールアイテムは対応する Vault フォルダに自動的に格納されます。

[Outlook フォルダ マッピング]ダイアログでは、新規マッピングを作成したり、既存のマッピングを削除できます。

[Outlook フォルダ マッピング]ダイアログの詳細

[Outlook フォルダ マッピング]ダイアログには、作業環境の最適化をサポートする 2 つのオプションがあります。

新規フォルダ マッピングを追加する

  1. [Outlook フォルダ マッピング]ダイアログの[追加]をクリックします。
  2. Outlook フォルダを選択して、[OK]をクリックします。 新規 Outlook フォルダを作成する場合は、[新規作成]ボタンをクリックします。
  3. Vault フォルダの一覧から既存の場所を選択するか、[フォルダを追加]をクリックして新しいフォルダを作成します。[OK]をクリックします。 
  4. [Outlook フォルダ マッピング]ダイアログで[OK]をクリックして、変更を保存します。 
注: カレンダー フォルダを Vault フォルダにマッピングした場合、要求を受け入れるか拒否すると、Outlook で削除された電子メール アイテムを Vault で削除する必要があるという内容のメッセージが表示されることがあります。

プロパティ抽出を設定する

マッピングの完了時に[使用]タブで確認可能なカンバセーション ストラクチャを構築するために、管理者は[設定]ボタンを押して 2 つのユーザ定義プロパティを選択するためのダイアログを呼び出します。「OK」を押した後、これらのプロパティは Vault オプションに設定され、Vault に接続されているすべてのクライアントに使用されるようになります。

注: 管理者権限を持つユーザだけが、この[設定]ボタンを見ることができます。

設定

  1. Autodesk Vault Add-in を使用する前に、管理者権限を持つユーザは 2 つのプロパティを Vault で作成してそれらを Outlook プロパティの「アイテム名」および「送信日」にマッピングしなくてはなりません。以下の「設定の前提条件」セクションを参照してください。
  2. マッピングの完了時に、管理者は「設定」ボタンを押してダ2 つのユーザ定義プロパティを選択することになるダイアログを呼び出します。「OK」を押した後、これらのプロパティは Vault オプションに設定され、Vault に接続されているすべてのクライアントに使用されるようになります。
  3. この設定が完了すると、Add-in は電子メール スレッドをファイルのチェックイン時のファイルの関連付けとしてとして取り扱うようになります。

設定の前提条件

  1. Windows XP の場合のみ: Windows Desktop Search をインストール
  2. Microsoft Windows Desktop Search: Outlook の保存メール(.msg file)のインデックス作成用アドイン (MsgFilt.dll)
  3. Vault Client では、[ツール] > [管理] > [Vault 設定] > [動作]タブの順に選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
  4. [新規作成]を選択して 2 つの新規ユーザ定義プロパティ(UDPs)を作成します。
  5. 「電子メール カンバセーション トピック」や「電子メール送信日」などの UDP 名を入力して、2 つの UDP 用のデータ タイプ文字と日付を選択します。適切な関連付けを作成
  6. [マッピング]タブを選択し、[ファイル プロパティ]以下の空白部分をクリックし、プロパティをインポートを選択します。
  7. [Vault からインポート]または[ファイルからインポート]を選択して、Vault またはローカル ディスクからサンプル ファイルを選択します。
  8. 目的の MSG プロパティを選択します。「アイテム名」は「電子メール カンバセーション トピック」がマッピングされ、「送信日」は「電子メール送信日」がマッピングされます。
  9. [Vault からインポート]を選択した場合、プロパティの抽出を実行するには、MSG プロパティが表示される前に、プロパティの再インデックスまたは新規 MSG ファイルを Vault に追加することが必要になります。
注: ボリュームのインデックスを作成することは、特にインデックスされているボリュームがシステム ボリュームの場合、システムのパフォーマンスに影響をおよぼす操作です。最善の結果を得るために、次の手順を実行してシステム パフォーマンスを改善することができます。

Windows Server 2008 上で Vault サーバを設定する

  1. Server Manager を開始します。
  2. ロールを右クリックして[ロールを追加]を選択します。
  3. [役割の追加ウィザード]で、[ファイル サービス]をオンにして[次へ]をクリックします。
  4. [ファイル サーバー]をオフにし、[Windows サーチ サービス]をオンにして[次へ]をクリックします。
  5. ローカル ディスク(C:)はオンにしないでください。
  6. [インストール]をクリックします。

Windows XP 上で Vault サーバを設定する

  1. コントロール パネルで[インデックスのオプション]をクリックします。
  2. [詳細設定]ボタンをクリックします。
  3. [ファイルの種類]タブを選択します。
  4. MSG 拡張子を見つけて、インデックスをインデックス プロパティのみに設定します。