Vault のファイル プロパティの再インデックスを実行する

ファイルを Vault に追加すると、そのファイルとすべてのファイル プロパティ(ファイル サイズや作成日など)が Vault に追加されます。関連付けられたすべてのプロパティが Vault で定義されている場合、プロパティの値は更新されます。プロパティの定義が Vault にとって新しいものである場合、Vault は、値を保存する前に、プロパティ定義を Vault に追加します。保存されたファイルのタイプに応じて、各 Vault が保持するプロパティの種類が異なる場合があります。

注: プロパティの詳細については、Autodesk Vault Wikihelp の「プロパティについて理解する」を参照してください。

Vault のファイル プロパティの再インデックスを実行する

再インデックスでは、選択した Vault データベースがスキャンされ、Vault データベース内のファイルからプロパティが抽出されてインデックス処理されます。抽出およびインデックス処理では、ファイルに使用可能な最新の iFilter/コンテンツ ソース プロパティ プロバイダが使用されます。[有効]に現在設定されているプロパティ、および読み取りマッピングがあるプロパティのみが再インデックス処理されます。再インデックス中、既存のプロパティ(たとえば、ユーザ定義プロパティなど)が更新されます。

再インデックスが必要となるのは、次のような場合です。

インデックス処理が実行されるプロパティ

インデックスの実行とサーバのパフォーマンス

Vault のファイル プロパティの再インデックスを実行する

  1. サーバ コンソールで、Vault フォルダから Vault を選択します。
  2. [アクション] > [ファイル プロパティを再インデックス]の順に選択します。
  3. 既定では、最新バージョンとリリース済みバージョンでのみ再インデックスが実行されます。

    すべてのバージョンの再インデックスをオプションとして実行することができます。

    クライアントは、Vault について再インデックスを実行されているときに、その Vault にアクセスすることができます。再インデックスが終了するまで、プロパティが最新でないこともあります。

  4. [計算]をクリックして、選択セットに基づいて再インデックスを実行されるファイルの数を調べます。
  5. [OK]をクリックします。
  6. プロンプトで[はい]をクリックして、ファイル プロパティの再インデックスを開始します。

フィルタ

再インデックスを強制する

ファイル プロパティの再インデックス ステータスを確認する

Vault について再インデックスが開始されると、[ファイル プロパティの再インデックスのステータス]ダイアログを使用して進行状況を確認できます。[ファイル プロパティの再インデックスのステータス]ダイアログには、どの Vault で再インデックスが実行されているか、再インデックスが実行されたファイルの割合、再インデックスが完了したファイルの合計数、残りのファイル数が表示されます。再インデックスは[ステータス]ダイアログを使用して停止することもできます。

[Re-Index Status]ダイアログには、再インデックス実行が失敗したファイルが要約されます。

プロパティ再インデックス実行ステータスをチェックする

  1. Autodesk Data Management Console を起動します。
  2. Vault を選択します。
  3. [アクション] > [ファイル プロパティを再インデックス]の順に選択します。
    • Vault で現在再インデックスが実行中の場合は、[プロパティの再インデックスのステータス]ダイアログが表示され、現在の進行状況が示されます。
    • 再インデックスが終了したか、停止された場合は、[ファイル プロパティを再インデックス]ダイアログが表示されます。[ステータス]をクリックして、最後の再インデックス操作のステータスを表示します。

再インデックス実行を停止する

    注: 停止すると、その時点までに再インデックスを実行されたプロパティは保持されます。
  1. [ファイル プロパティの再インデックスのステータス]ダイアログの[停止]をクリックします。
  2. 再インデックス操作を停止するよう指示するメッセージが表示されます。
    • [OK]をクリックして再インデックスの実行を停止します。

再インデックス実行の詳細を表示する

  1. [ファイル プロパティの再インデックスのステータス]ダイアログの[詳細]をクリックします。
  2. 再インデックスに失敗したファイルとファイルのタイプが一覧表示されます。[レポート]をクリックして、一覧をテキスト ファイルに保存します。

ファイルが再インデックスの実行に失敗している理由として考えられるものは次のとおりです。

再インデックスの実行に失敗したファイルがある場合は、破損したファイルを訂正するか、または指定されたファイルのタイプについて iFilter が登録されていることを確認してから、再インデックス操作を再び実行します。