コマンド ラインのサーバ コンソール

サーバ コンソールをコマンド ライン ユーティリティとして実行し、Vault やコンテンツ センター ライブラリのバックアップ、復元、およびマイグレーションを行うことができます。

注: AutoCAD Civil 3D ではコンテンツ センター ライブラリは使用しません。

サーバ コンソールをコマンド ライン ユーティリティとして実行して、Vault をバックアップおよび復元できます。

コマンド ラインからサーバ コンソールを実行する

  1. Windows の[スタート] [ファイル名を指定して実行]をクリックし、[ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスに cmd と入力します。
  2. サーバ コンソールのインストール フォルダに移動します。既定では、このパスは C:¥Program Files¥Autodesk¥ADMS<アプリケーション><年>¥ADMS Console です。ここで、<アプリケーション> には Autodesk Vault のエディション、<年> にはリリース年を指定します(例: Professional 2014)。
  3. コマンド ラインで Connectivity.ADMSConsole.exe と入力し、続けてコマンド ライン オプションを指定して、[Enter]キーを押します。

Vault をバックアップするには

バックアップ スイッチを使用するには、Vault 管理者のアカウントが必要になります。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。
注: Autodesk Vault Collaboration または Autodesk Vault Professional を使用している場合、ホット バックアップ機能を使用すると、ユーザが Vault に接続している間にバックアップを実行できます。

コマンド

詳細

-Obackup

実行する操作を指定します(必須)。

-Bfolder

バックアップ フォルダを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(パスワードが設定されている場合は必須)。

-VAL

バックアップを検証します。指定したログ ファイルにエラーが記録されます。ログ ファイルの指定については、「オプション スイッチ」を参照してください。

-INCR

差分バックアップを実行します。

-DBSC

標準コンテンツ ライブラリをバックアップ プロセスから除外します。標準コンテンツ ライブラリが Vault のバックアップ前にアタッチ解除され、Vault がバックアップされて、標準コンテンツ ライブラリが再アタッチされます。

-DBUsaUser

SQL の sa アカウント ユーザ名(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPsapassword

SQL の sa アカウント パスワード(既定の設定を変更している場合は必須)。

-INRF

複製されていないファイルを無視します。このスイッチをコマンド ラインで指定しないと、バックアップが開始される前に、ファイルが複製されます。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Obackup -BC:¥Backup -VUadministrator -VPadmin -VAL -LC:¥Backup¥BackupLog.txt

注: パスにスペースが含まれる場合は、そのパスを二重引用符で囲んでください(例: "C:¥Vault Backup")。

テープ バックアップ ソフトウェアと SQL Server プラグインを使用する

Veritas Backup Exec などの Microsoft SQL Server をサポートするテープ バックアップ ソフトウェアを使用する場合は、標準バックアップの途中で Vault サーバを選択できます。

注: 提供されるユーティリティの使用をお勧めします。 このユーティリティを使用すると、SQL データおよびファイル保管場所のバックアップで、より確実な結果を得ることができます。

Vault を復元するには

復元スイッチを使用するには、Vault 管理者のアカウントとデータベース管理者のアカウント(既定のデータベース アカウントを変更した場合)が必要になります。復元コマンドでは自動的にデータがマイグレーションされることはありません。アップグレードした Vault サーバに Vault のデータを復元する場合は、復元した直後にデータのマイグレーションを行ってください。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Orestore

実行する操作を指定します(必須)。

-Bfolder

バックアップ フォルダを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(パスワードが設定されている場合は必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-Tfolder

ターゲット データベースの場所を指定します(オプション)。

-TL スイッチとともに使用されると、これは MDF データベース ファイルのターゲットの場所になります。

-TLfolder

ターゲット データベースのログ ファイル(LDF)の場所です(オプション)。

-Ufolder

ターゲット ファイルの保存場所を指定します(オプション)。

-INCR

差分復元を実行します。

注: 既定では、復元コマンドは両コンポーネントを元の場所に復元します。 -T を使用しない場合は、データベースは MSDE SQL インストレーションで定義された既定の場所に復元されます。-U を使用しない場合は、ファイル保管場所は元の場所に復元されます。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Orestore -BC:¥Backup -VUadministrator -VPadmin -DBUdbadmin -DBPdbpword -LC:¥Vault.txt

注: 復元するバックアップ ファイルの名前と場所を指定します。 パスにスペースが含まれる場合は、そのパスを二重引用符で囲んでください(例: "C:¥Vault Backup")。

Vault データのマイグレーションを行うには

Vault サーバをアップグレードした後でデータベース スキーマを変更する場合は、Vault データのマイグレーションが必要です。Vault サーバをアップグレードした後は、必ずデータのマイグレーションを行います。マイグレーションのスイッチを使用するには、Vault 管理者のアカウントとデータベース管理者のアカウント(既定のデータベース アカウントを変更した場合)が必要になります。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Omigrate

実行する操作を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Omigrate -VUadministrator -VPadmin -DBUdbadmin -DBPdbpword

修正プログラムまたは更新プログラムのインストール後に Vault データを移行する

特定の条件で Vault サーバに修正プログラムや更新プログラムをインストールするには、特殊なコマンドが必要になる場合があります。この特殊なコマンドの実行が必要になるのは、修正プログラムや更新プログラムの Readme に記載されている場合、またはオートデスクのサポートの指示による場合に限られます。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Ob2bmigrate

実行する操作を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Ob2bmigrate -VUadministrator -VPadmin -DBUdbadmin -DBPdbpword

ファイル バージョンをパージするには

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Opurge

実行する操作を指定します(必須)。スイッチを何も指定せずにこの操作を実行すると、タスクはリビジョンおよびライフサイクル ルールに基づいて実行されます。コントロール対象外のファイルは影響を受けません。

-Nvault name

パージする Vault の名前(必須)。

-Stop

パージ タスクの実行中に、処理を停止します。

-Normal

パージ タスクのシステム優先度を通常に設定します。

-KEEPVERSnumberX

最新のバージョン番号 X を保持します(オプション)。 値の範囲は 1~99 です。 既定は 1 です。

-MINAGEnumberX

X 日間より古いバージョンをパージします(オプション)。 値の範囲は 0~180 です。 既定は 0 です。

-EXCLCMTcomment

指定したコメントを含まないバージョンをパージします(オプション)。 既定値は空の文字列 "" です。

-UNCONTROLLED

既定の設定やリビジョンおよびライフサイクル ルールに基づいて、バージョンをパージします。-KEEPVERS、-MINAGE、または -EXCLMT と組み合わせて使用すると、コントロール対象外のファイルと、リビジョンおよびライフサイクル ルールに基づいたファイルがパージされます。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Opurge -NVault -KEEPVERS3 -MINAGE30 -EXCLCMT"Do not purge" -VUadministrator -VPadmin

パージを無効にする

パージを無効にするには、次のコマンド ライン プロセスを実行します。

注: 無効にする Vault ごとに、コマンドを実行する必要があります。
  1. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから実行します。このとき、次のスイッチを使用できます。

    コマンド

    詳細

    -Odisablepurge

    実行する操作を指定します(必須)。

    -Ndatabasename

    データベースの名前を指定します(必須)。

    -VUusername

    Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

    -VPpassword

    Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

    -WA

    Windows 認証(省略可能)

    Connectivity.ADMSConsole.exe -Odisablepurge -NVault -VUAdministrator -VPadmin -WA

参照テーブル(XML)をインポートする

参照を修復するときの最後の手順の 1 つとして、新しい参照の関係が記述されている XML ファイルをインポートします。この動作は、コマンド ラインから実行します。

注: 詳細については、「参照を修復する」を参照してください。
注: インポート処理中に発生したエラーは、コンソール ログに書き込まれます。

参照の修復をリセットする

何らかの理由で、修復されたファイルの参照をリセットする場合は、修復した参照をリセットするコマンドを使用することができます。

このコマンドは、参照テーブルを使用して修復された関係を削除し、関係を修復前のステータスにリセットします。

  1. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから実行します。このとき、次のスイッチを使用できます。

    コマンド

    詳細

    -Oresetrepairedreferences

    実行する操作を指定します(必須)。

    -Ndatabasename

    データベースの名前を指定します(必須)。

    -VFILEvaultfilepath

    処理するファイルへの Vault の絶対パスを指定します(ファイルを指定して参照をリセットする場合は必須)。

    -VUusername

    Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

    -VPpassword

    Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

    -WA

    Windows 認証(省略可能)

    Connectivity.ADMSConsole.exe -Oresetrepairedreferences -NVault1 -VFILE$/Designs/Assemblies/Padlock.iam -VUAdministrator -VPadmin

    注: リセット コマンドは、ADMS に参照テーブルをインポートすることで修復された参照のみを処理します。参照は、一度に 1 つの親ファイルについてのみ修復できます。リセット コマンドは、親ファイルについて修復された参照をすべてリセットします。リセット処理中に発生したエラーは、コンソール ログに書き込まれます。

ファイル プロパティを再インデックスする

  1. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Oreindexfileproperties

実行する操作を指定します(必須)。

-Ndatabasename

再インデックスするデータベースの名前を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-TIP

ファイルの最新バージョンのみを再インデックスします(省略可能)。

既定では、ファイルのすべてのバージョンがインデックス処理されます。-TIP を使用した場合、最新バージョン、リリース済みバージョン、およびリリース保留のバージョンにのみがインデックス処理されます。

注: リビジョン管理の詳細については、Autodesk Vault Client のヘルプを参照してください。

-EXTextensions

ファイル拡張子のフィルタです(オプション)。

',' または ';' で区切られた値を、スペースなしで入力します。 '*' や '.' を付けるか付けないかは任意です。

PROVIDERcontentsourceproviders

コンテンツ ソース プロバイダのフィルタです(オプション)。

',' または ';' で区切られた値を、スペースなしで入力します。

各プロバイダの次のシステム名を使用します。

  • AutoCAD–AutoCAD_PropertyProvider
  • AutoCAD Electrical–AutoCADElectrical_PropertyProvider
  • Inventor DWG– InventorDwg_PropertyProvider
  • Inventor– Inventor_PropertyProvider
  • Revit– Revit_PropertyProvider
  • Office 97-2003 文書– Office_PropertyProvider
  • Office 文書– OfficeOpenXml_PropertyProvider
  • すべてのファイル– IFilter_PropertyProvider
  • AutoCAD C3D– AutoCADC3D_PropertyProvider
  • シート セット データ–SSM_PropertyProvider

-FROMstartdate

日付フィルタを開始(オプション)

mm/dd/yyyy 形式を使用

-TOenddate

日付フィルタを終了(オプション)

mm/dd/yyyy 形式を使用

-FORCE

すべてのファイルまたは最新のファイルを強制的にクラックして開き、再インデックスします(省略可能)。

-STOP

再インデックス操作を終了します(オプション)。いちど停止してしまうと、再インデックスは、やめた点から再開することはできません。

-NORMAL

プロセスの優先度を“Below Normal”から“Normal”に上げます(オプション)。再インデックスの実行がいったん開始すると、優先度は変更することができません。-NORMAL スイッチを指定すると、再インデックスの所要時間は短縮します。ただし、処理の優先度が上がるので、サーバのパフォーマンスは低下します。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oreindexfileproperties -NVault -VUadministrator -VPadmin

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oreindexfileproperties -NVault -VUadministrator -VPadmin -STOP

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oreindexfileproperties -Nvault -VUadministrator -VPadmin -TIP -FORCE -EXTipt,iam -PROVIDERAutoCADElectrical,OfficeOpenXml -FROM5/10/2011 -TO5/20/2011

検索インデックス データを再作成

  1. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-ORebuildsearchindexes

実行する操作を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -ORebuildsearchindexes -NVault -VUadministrator -VPadmin

Vault データベースを最適化する

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Odefragmentvault

実行する操作を指定します(必須)。

-Ndatabasename

最適化する Vault データベースの名前を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Odefragmentvault -NVault -VUAdministrator -VPadmin -S

ライブラリをインポートするには

サーバ コンソール コマンド ラインを使用してライブラリをインポートできます。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Oimportlibrary

実行する操作を指定します(必須)。

-NLibraryName

インポートするライブラリのデータベース名を指定します(必須)。

-DFdataFilePath

インポートされるデータ ファイルのファイル名を含むパスを指定します(必須)。

-DLlogFilePath

インポートされるログ ファイルのファイル名を含むパスを指定します(必須)。

-ZIP

データ ファイルが .mdf および .ldf ファイルの両方を含む Zip ファイルであることを示すスイッチ(-DF スイッチで指定したファイルが .zip 拡張子で終わらない場合でも必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oimportlibrary -N"Inventor Standard Content" -DF"c:¥My Library Repository¥Inventor Standard Content.mdf" -VUadministrator -VPadmin -DBUsername -DBPassword

ライブラリをエクスポートする

サーバ コンソール コマンド ラインを使用してライブラリをエクスポートします。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Oexportlibrary

実行する操作を指定します(必須)。

-NLibraryName

エクスポートするライブラリのデータベース名を指定します(必須)。

-TtargetDirectory

エクスポート ライブラリを保管するパスを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oexportlibrary -N"Inventor Standard Content" -T"c:¥My Library Repository" -VUadministrator -VPadmin

ライブラリをアタッチするには

サーバ コンソール コマンド ラインを使用してライブラリをアタッチできます。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Oattachlibrary

実行する操作を指定します(必須)。

-NLibraryName

アタッチするライブラリのデータベース名を指定します。

-DFdataFilePath

アタッチされるデータ ファイルのファイル名を含むパスを指定します(必須)。

-DLlogFilePath

インポートされるログ ファイルのファイル名を含むパスを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Oattachlibrary -N"Inventor Standard Content" -DF"c:¥My Library Repository¥Inventor Standard Content.mdf" -VUadministrator -VPadmin -DBUsername -DBPassword

ライブラリをアタッチ解除するには

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Odetachlibrary

実行する操作を指定します(必須)。

-NLibraryName

アタッチ解除するライブラリのデータベース名を指定します。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Odetachlibrary -N"Inventor Standard Content" -VUadministrator -VPadmin -DBUsername -DBPassword

ライブラリ データベースを最適化する

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Odefragmentlibrary

実行する操作を指定します(必須)。

-NdatabaseName

最適化するライブラリの名前を指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Odefragmentlibrary -NLibrary -VUadministrator -VPadmin

サーバの名前を変更する

Autodesk Vault サーバをホストしているコンピュータの名前を変更する場合、Autodesk Vault サーバ内の該当するコンピュータ名も更新する必要があります。Vault サーバ内のコンピュータ名は、実際のコンピュータ名を変更する前、または変更した後のどちらでも変更できます。マルチサイト環境では、Autodesk Vault サーバをホストしているコンピュータの名前はサイト名を表します。

コマンド

詳細

-OSiteRename

実行する操作を指定します(必須)。

-SNOpreviousname

名前を変更するコンピュータの現在の名前(必須)。

-SNNnewname

名前を変更するコンピュータの新しい名前(必須)。

-DBUsaUser

SQL sa アカウント ユーザ名(必須)。

-DBPsapassword

SQL sa アカウント パスワード(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -OSiteRename -SNOserver -SNNnewserver -VU(Vault Administrator Name) -VP(Vault Administrator Password) -DBUsa -DBPAutodeskVault@26200

ファイル保管場所を検証する

このコマンドは、ファイル保管場所およびデータベースに対し検証を行います。これにより、データベース内に記録されたすべてのファイルを、ファイル保管場所内のファイルと照合します。欠けているファイルがある場合、ダイアログによりそれらのファイルの一覧が表示されます。この一覧は、サーバのコンソール ログに書かれたものも含まれます。

  1. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(必須)。

-Ovalidatefilestore

実行する操作を指定します(必須)。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Ovalidatefilestore -VUadministrator -VPadmin

コマンド ラインから作業スペースを同期するには

コマンド ラインから作業スペース同期を実行することができます。コマンド ラインを使用すると、Windows Task Scheduler でスクリプトまたはイベントを作成し、作業スペース同期を自動化することができます。

  1. Windows の[スタート] > [ファイル名を指定して実行]をクリックし、[ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスに cmd と入力します。
  2. Autodesk Vault のインストール フォルダに移動します。既定では、このパスは C:¥Program Files¥Autodesk¥Autodesk Vault [バージョン]¥Explorer です。
  3. コマンド ラインで Connectivity.WorkspaceSync.exe と入力し、続けてコマンド ライン オプションを指定して、[Enter]キーを押します。

    コマンド

    詳細

    -WA

    Windows 認証を使用して、Vault サーバにログインします(省略可能)。

    -Nserver¥databasename

    同期するサーバとデータベースの名前を指定します(必須)。

    -VUusername

    Vault アカウントのユーザ名。(Windows 認証が使用される場合、このフラグはオプションです。Windows 認証フラグが使用されない場合、これは必須です)。

    -VPpassword

    Vault アカウント パスワードを指定します(パスワードが設定されている場合は必須)。

    -S

    有効な同期設定ファイルへの絶対パス(省略可能)。同期設定ファイルは、同期オプションを指定します。設定ファイルのエクスポートの詳細については、「[作業スペースの同期の設定]を指定するには」を参照してください。

    -F

    レポート ファイルのフル パスとファイル名(オプション)。同期概要がレポート ファイルに書き込まれます。レポートが既に存在する場合は、既存のファイルのコンテンツの末尾に概略が追加されます。

    [例]

    • Connectivity.WorkspaceSync.exe -Ndmserver¥Vault -WA -S"C:¥Synchronization Settings¥Settings.xml" -FC:¥temp¥SyncReport.csv
    • Connectivity.WorkspaceSync.exe -Ndmserver¥Vault -VUbkeaton -VPg3nEral27-S"C:¥Synchronization Settings¥Settings.xml" -FC:¥temp¥SyncReport.csv
    注: パスにスペースが含まれる場合は、そのパスを二重引用符で囲んでください(例: "C:¥Synchronization Settings¥Settings.xml")。

オプション スイッチ

以下のスイッチはオプションで、コマンド ライン操作と一緒に使用できます。

スイッチ

詳細

-WA

Vault のユーザ名とパスワードを必要とするコマンドに対して、Windows 認証を使用します。-VUusername と -VPpassword の代わりに使用します。

-S

メッセージ ボックスを表示せずにサイレント モードでユーティリティを起動します。

-L

ログ ファイルの名前と場所を指定します。ログ ファイルが既に存在する場合、出力は指定したファイルの末尾に追加されます。