Cost Management でコラボレーションする

Cost Management では、アクセス権限をコントロールすることで、請負業者、所有者、およびサプライヤー間のコラボレーションが可能になります。外部パートナーは、プロジェクトのセキュリティを維持しながら、自分に割り当てられた特定の情報を表示し、編集することができます。

コラボレーション権限により、メンバーは自分に割り当てられた項目の限定的な属性を表示し、編集することができます。Cost Management 内でコラボレーションするには、すべてのメンバーに Autodesk Build ライセンスが必要です。

コラボレーション アクセスを設定するには、「Cost Management の権限」の記事を参照してください。

この記事の内容:

サプライヤーとのコラボレーション

サプライヤーは、Cost Management の複数の領域でコラボレーションすることができます。

  1. 見積依頼および増減管理

    • 電子メール通知に、添付ファイルやコメントを付けて直接返信する(「Cost Management の電子メールに返信する」を参照)
    • 作業内訳と価格の提供
    • 添付ファイルのアップロードまたはダウンロード
    • レポートの書き出し
  2. 支払い請求

    • 表示および回答アクセス: 支払い請求の入力および提出、過去の請求の表示、ドキュメントの生成、添付ファイルのアップロード
    • 作成、表示、および回答アクセス: すべての表示および回答機能に加えて、請求期間の作成、期限の設定、請求の削除(ステータスに応じた制限あり)
  3. 契約管理

    • 契約の添付書類や関連ファイルのアップロードまたはダウンロード
    • 価格表の内訳の提供
  4. キャッシュ フローの配布

    • 配布開始日と終了日の設定
    • 項目をレビュー用に提出

サプライヤー向け関連記事

所有者コラボレーション

所有者は、主にレビューと承認のワークフローに重点を置きます。

  1. 増減管理依頼(COR)

    • 受信依頼の承認または却下
    • サポート ドキュメントのダウンロード
    • 追加の添付ファイルのアップロード
    • プロジェクト レポートの書き出し
  2. 所有者変更管理(OCO)

    • 提案された変更の承認または却下
    • 増減管理ドキュメントのダウンロード
    • 添付ファイルおよびサポート ファイルの管理
    • 分析用レポートの書き出し
  3. 支払い請求レビュー

    • 支払い請求の承認または却下
    • 支払い履歴および過去の提出物の確認
    • 支払い請求ドキュメントのダウンロード
    • 関連ドキュメントのアップロード

所有者向け関連記事

コラボレーションの設定

効果的なコラボレーションを実現するには、正確な会社情報および連絡先情報が [会社の設定] に正しく構成されていることを確認してください。

サプライヤーをコラボレーションに招待する

サプライヤーを共有メンバーとして追加するには、次の操作を実行します。

  1. 左側のメニューから [メンバー] ツールを選択します。
  2. [メンバーを追加] をクリックし、サプライヤーの電子メールを入力します。
  3. サプライヤーの [会社][役割] を選択します。[アクセス レベル] が[プロジェクト メンバー]に設定されていることを確認します。
  4. [招待状を送信] をクリックします。

コラボレーション アクセスのトラブルシューティング

コラボレーション アクセスが機能しない場合は、次を確認してください。

所有者によるメイン契約へのアクセス

所有者にドキュメント アップロードのための共同アクセス権を付与するには、次の操作を実行します。

  1. [設定] ツールに移動します。

  2. [会社の設定] セクションまでスクロール ダウンします。

  3. 所有者の役割に対して、会社と連絡先を選択します。

  4. メイン契約のフライアウト パネルで、 [所有者の詳細] に正しい所有者を割り当てます。

コラボレーション権限を持つ所有者は、[メイン契約]テーブル内の契約詳細を表示し、[添付ファイル]セクションにドキュメントをアップロードできます。個別の SOV 項目リンクへのアクセスは制限されています。

高度なコラボレーション機能

レビュー担当者としての共有メンバー

コラボレーション ユーザは承認ワークフローに参加できます。

  1. ワークフローベースのレビュー: 外部企業が OCO や予算支払い請求の承認/却下を行えるように、[設定]内でコラボレーション権限を付与します。

  2. 手動レビュー プロセス:

    • [設定]で外部企業にコラボレーション権限を付与します。
    • COR/OCO 承認要求用に [建築設計者の詳細] で外部建築設計者を選択します。
    • ワークフロー エンジン外の [追加の共有メンバー] セクションでレビュー担当者を追加します。

詳細: 承認ワークフロー | Cost Management の権限

制限付きコメント

制限付きコメントでコメントの表示範囲を管理します。

[フル コントロール]/[管理者]権限を持つユーザには、 [制限付き] チェックボックスが表示されます。コメントを内部チーム メンバーのみが閲覧できる非公開コメントにするには、このチェックボックスをオンにします。

注: コメントは最大 1000 文字まで入力できます。

コラボレーション用のファイル権限

生成されたドキュメントが [ファイル] ツールに保存される場合、共有メンバーには特定のフォルダ権限が必要です。

フォルダ権限の設定

共有メンバーのファイル権限を設定するには、次の操作を実行します。

  1. 製品ピッカーから [Build] 選択し、次に [ファイル] ツールを開きます。

  2. 目的のフォルダの横にある[その他]メニュー をクリックします。

  3. [権限]設定を選択します。

  4. [権限]フライアウト パネルで、 [追加] をクリックします。

  5. 名前、電子メール、役割、または会社で検索します。

  6. ドロップダウンから適切な権限レベルを選択します。

  7. [追加]をクリックします。

注: メイン フォルダに設定された権限セットは、自動的にすべてのサブフォルダにも適用されます。

アクティビティ タイプ別の権限要件

標準アクティビティ(追加のファイル権限は不要):

Document Management アクティビティ(要件: 表示 + ダウンロード + マークアップを公開 + アップロード + 編集):

請求管理(要件: コラボレーション権限):

サプライヤー アクセス権の要件

RFQ アクティビティ:

契約アクティビティ:

支払い請求アクティビティ:

所有者アクセス要件

増減管理アクティビティ:

支払い請求アクティビティ:

ヒント:増減管理項目一覧のコラボレーション ワークフロー」の記事では、実際のコラボレーション事例が紹介されています。