ファイルのロックは、複数のプロセスまたはユーザが同じファイルを同時に修正するのを防ぐために、Autodesk Docs で提供される機能です。
Desktop Connector では、ファイルを開くときにファイルが自動的にロックされ、閉じるときにロックが自動的に解除されます。ファイルがロックされると、そのファイルは一時的に 1 人のユーザによって排他的に使用されるように予約され、競合する変更を他のユーザが行うことはできなくなります。
自動ファイル ロックは、直接開いたファイルのみをロックするように設計されています。開かれるファイル内で参照されるファイルはロックされません。
[ステータス] 属性列には、自分または他のメンバーがファイルをロックしたかどうかを示すロック アイコンが表示されます。
アイコン |
ラベル |
説明 |
---|---|---|
![]() |
メンバーがロック |
ファイルはメンバーによってロックされています。他のメンバーはファイルを読み取り専用で開くことができますが、ロックされている間は内容を修正できません。 |
![]() |
他のメンバーがロック |
ファイルは他のプロジェクト メンバーによってロックされています。ファイルを読み込み専用で開くことはできますが、ロックされている間はその内容を修正することはできません。 |
Desktop Connector バージョン 16.10.x (およびそれ以降)では、Windows ファイル エクスプローラから直接、ファイルを手動でロックまたはロック解除できます。
ファイルを右クリックし、Desktop Connector メニューから[ロック/ロック解除]を選択します。(Windows 10 で表示)
Windows 11 で Desktop Connector メニューにアクセスするには、まず[オプションをさらに表示]を選択します。または、[Shift]キーを押したまま右クリックすると、[オプションをさらに表示]をクリックすることなく、エクスプローラで完全なコンテキスト メニューを表示することができます。
ファイルを開くと、他のメンバーが同じファイルに対して競合する変更を加えないように、自動的にロックされます。他のメンバーがロックしたファイルを開くと、ローカル ファイルは Desktop Connector によって読み取り専用として設定され、内容は変更できなくなります。
ファイルの自動ロックのサポートは、オーサリング プログラムでファイルを開く方法によって異なります。
Desktop Connector が Autodesk Docs でファイルをロックできない場合、次の警告が表示されることがあります。
ファイルを開いたときに自動でロックされない場合は、競合を回避するために、ファイルを手動でロックしてから編集することを検討してください。
ファイルを閉じたときに自動でロックが解除されない場合、ファイルをロックしたユーザは、手動でロック解除できます。
AutoCAD などのオーサリング プログラムでファイルを開いたまま Desktop Connector を終了した場合、Desktop Connector を再起動しても、それらのファイルのロックは自動的に解除されません。このような場合、ファイルを手動でロック解除する必要があります。
Autodesk Docs Web クライアントの検索フィルタを使用して、Autodesk Docs プロジェクト内のすべてのロックされたファイルを特定することができます。詳細については、Autodesk Docs のヘルプ ページ「ファイルの検索とフィルタ」を参照してください。
検索とフィルタの設定で、[ファイル ステータス]セクションから Locked
を選択すると、プロジェクト内のすべてのロックされたファイルを表示できます。
関連する概念: