Desktop Connector は、ISO 19650 シリーズおよび Autodesk Docs でプロジェクト管理者が定義したカスタム規則を含む、ファイルおよびフォルダの命名規則をサポートしています。これらの規則は、ファイルとフォルダの命名方法を定義し、命名規則の一貫性と準拠性を確保します。
Desktop Connector は、特定のフォルダにファイルをアップロードする際に入力が必要となるメタデータ フィールドである必須属性にも対応しています。
Autodesk Docs の命名規則の詳細については、Autodesk Docs のヘルプ ドキュメントを参照してください。ISO 19650 の詳細については、ISO 19650 の公式ドキュメントを参照してください。
Autodesk Docs で命名規則を設定し、それを Desktop Connector で使用する方法については、このビデオをご覧ください。チュートリアルでは、フォルダに命名規則を作成して適用する方法、Desktop Connector の命名検証機能を使用して準拠していないファイル名を修正する方法、Desktop Connector のホーム画面からファイルのアップロード ステータスを監視する方法について説明します。
バージョン 16.15 では、v15.x で使用可能だった命名規則のサポートが復元され、視覚的なフィードバックの改善や準拠性管理の簡素化など、新しい機能強化が導入されています。
最新バージョンにアップグレードした後、ユーザは何らアクションを行う必要はありません。Desktop Connector は、バックグラウンドでデータを移行することにより、ワークスペース内の既存フォルダの命名規則ステータスを徐々に更新します。移行中も同期は通常どおり続行されます。更新がすぐに表示されない場合は、移行が完了するまでしばらくお待ちください。プロジェクトで命名規則の更新を取得できない場合は、そのプロジェクトから登録解除して、もう一度登録し直してください。

Desktop Connector で、命名規則を適用する新しいフォルダを作成した場合、準拠していないフォルダに対して表示されるべきアイコンがすぐに表示されない場合があります。アイコンが表示されるまで、Windows ファイル エクスプローラを数回更新する必要がある場合があります。アイコンの表示が遅れた場合でも、名前付け検証や準拠性ステータス列など、その他のすべての命名規則機能は通常どおり動作します。
ファイルをアップロードしたり、ファイルの命名規則の準拠性に影響する変更を加えたりした場合、ファイル エクスプローラの[ステータス]列の準拠性アイコンが更新されるまでに最大 30 秒かかることがあります。これは正常な動作であり、基礎となる準拠性チェックや名前付け検証には影響しません。
名前付け検証 は、Desktop Connector のツールで、Autodesk Docs で管理者が設定した命名規則に照らしてファイル名とフォルダ名を検証します。これにより、準拠していない名前を修正し、ファイルをアップロードまたは共有する準備が整っていることを確認できます。

名前付け検証は、次の 2 つの方法で使用できます。


必須属性は、Autodesk Docs 内の特定のフォルダにファイルをアップロードする際に入力が必要となるメタデータ フィールドです。これらの属性は、命名規則と関連付けることも、独立して存在させることもできます。
保持領域は、フォルダ設定または属性設定で最初の必須属性を設定すると自動的に有効になります。ただし、保持領域が現在オフであり、他に必須属性が設定されていない場合に限ります。
Autodesk Docs で必須属性を設定する方法の詳細については、Autodesk Docs のヘルプ ドキュメントを参照してください。
必須属性が設定されているフォルダにファイルをアップロードする場合、現時点では Desktop Connector から無効な属性を修正することはできません。無効な属性がある場合の動作は、プロジェクトの保持領域の設定によって異なります。
結果: アップロードは失敗します
エラー メッセージ: 「アップロードに失敗しました。必須属性が不足しているか無効です。この問題を解決するには、Web 上の Docs を使用してファイルをアップロードしてください。」
解決方法: Autodesk Docs Web インタフェースを使用してファイルをアップロードし、必須属性を入力する必要があります。
競合を回避するには、Autodesk Docs Web インタフェースを介してファイルをアップロードする前に、Desktop Connector からファイルを削除してください。元のファイルを Desktop Connector に残し、同じファイルを Web 経由でアップロードすると、同期の競合が発生するため、次回の同期時に解決する必要があります。この競合は、両方のファイルの名前が同じであり、どちらのバージョンを保持するかをシステムが自動的に決定できないために発生します。
保持領域がオフになっている状態で、1 つの命名規則が適用されているフォルダから、別の命名規則が適用されているフォルダにファイルを移動しようとすると、アクションは失敗します。現在のプラットフォームの制限により、この移動中に名前付け検証を使用してファイルの名前を変更することはできません。
回避策:
チームによる潜在的な解決策の調査が行われており、将来的には改善される可能性があります。現時点では、このシナリオに遭遇した場合は上記の回避策をご利用ください。
他のファイルから参照されているファイルを移動または名前変更すると、ファイル間の参照が失われる可能性があります。参照ファイルの名前を変更または移動した後は、親ファイルまたはホスト ファイルをそのオーサリング アプリケーション(AutoCAD など)で開き、参照を更新してください。参照が再確立されたら、ホスト ファイルを保存し、Desktop Connector で変更をアップロードできるようにします。これは、AutoCAD .DWG xref や、子パーツと親パーツを含む Inventor アセンブリなど、参照が管理されているすべてのファイルに適用されます。
バージョン 16.0 - 16.14 では命名規則のアイコンは表示されず、名前付け検証を使用して不適合ファイルの名前を変更することはできません。
不適合ファイルを強制フォルダにアップロード、名前変更、または移動すると、そのファイルは Web 上の保持領域に表示されます(有効になっている場合)。
プロジェクト管理者は、保持領域でこれらのファイルの名前を変更して、Web 上の関連するフォルダに移動することができます。
Desktop Connector v15.x では、命名規則が強制されたフォルダはファイル エクスプローラに次のアイコン
が表示されます。
不適合ファイルには、ステータスの属性列に不適合であることを示すアイコン
が表示されます。
保持領域が有効な場合、不適合ファイルはコネクタの関連する強制フォルダに引き続き表示されます。
BIM 360 のドキュメント管理 および Web 上の Autodesk Docs のファイル ツールでは、プロジェクト管理者が保持領域で名前を変更するまで、これらの不適合ファイルはフォルダに表示されません。
名前付け検証を使用して、不適合ファイルの名前変更をコネクタ内で行うことができます。

が表示されます。ファイルは次のようになります。