ポスト プロセッサをテストする

新しいポスト プロセッサをテストする場合、一度にポスト処理および実行するのは 1 つの操作にします。この方法では、コードの問題をより簡単に修正できます。ポスト プロセッサは、Post Processor Benchmark テスト ファイルを使用してテストすることができます。

重要: CNC マシンで使用する前に、生成された NC コードを検証する必要があります。

ご使用のマシンで機能するポスト プロセッサを調べる方法

サンプル プログラムを作成するか、サンプル ツールパスまたはポスト ベンチマーク テスト ファイルを使用して、ポスト プロセッサをテストする必要があります。

サンプル プログラムを作成する

主要な機能を示すサンプル プログラムを作成します。ご使用のマシンでのサイクルを実行する最初のパーツは、作成が必要なパーツであってはなりません。通常は、ご使用の CNC コントロールの機能すべてをテストすることにはなりません。

サンプル ツールパスを使用する

  1. [CAM のサンプル] > [ポスト プロセッサ]を選択して、Fusion のデータ パネルからサンプル ツールパスにアクセスします。

ポスト プロセッサ フォルダには、フライス加工と旋削加工用のテスト ファイルが含まれています。

  1. 加工タイプと作業対象の単位に基づいて、適切なサンプル ファイルを選択します。

  2. ご使用のマシンとコントロールの組み合わせに最も一致すると思われるポスト プロセッサを選択し、CNC コードを作成します。

    ご使用のマシンでエラーが発生した場合、一度にポスト処理する操作を 1 つにしてデバッグ プロセスを簡素化します。

ポスト ベンチマーク テスト ファイルを使用する

[CAM のサンプル] > [ポスト プロセッサ]を選択して、Fusion のデータ パネルからベンチマーク テスト ファイルにアクセスします。

ポスト処理された NC コードをテストする

  1. ベンチマーク NC コードをご使用のマシンにロードします。
  2. オフセットを安全な位置に設定し、マシンのドライ サイクルを実行します。

ドライ サイクルとは、切削工具を使用せずにプログラムを実行することです。

マシンが停止してエラーが報告された場合、NC コードでの間違いを特定する必要があります。別のポスト プロセッサの使用を試し、新しい NC コードを実行することができます。

コードに問題が見つかった場合は、[NC プログラム]ダイアログの[ポスト プロパティ]を確認して、機能を追加または削除します。ポスト プロセッサがマシンに適していないように思われる場合は、出力に影響するオプションをオンまたはオフにしている可能性があります。プロパティは、ポスト プロセッサによって異なる場合があります。

ポスト処理ダイアログ - プロパティと値

[NC プログラム]ダイアログ**

引き続きエラーが発生する場合

引き続きエラーが発生する場合は、次の手順に従います。

  1. エラーの説明とエラー番号をすべて書き留める
  2. 停止した行番号、またはエラーを報告した行番号をメモする
  3. マシンのマニュアルを確認して、エラーの説明を見つける
  4. プログラムが停止したコードの行まで、エラーを比較する
  5. マシンまたはコントロールで予期されることを調査する

マシンのプログラミング マニュアルで、エラーを引き起こした NC コードの関数を確認します。また、[NC プログラム]ダイアログの設定に関する情報とともにプログラムをマシンの会社に送信することもできます。

そのコード行の正しい形式が見つかったら、NC プログラムを変更して再度実行します。プログラムの最後に達するまで、このプロセスを繰り返します。このプロセスが完了すると、ご使用のマシンで機能するプログラムが得られます。

ポスト プロセッサを修正するには、ご使用のマシンで実行されたサンプル プログラムが必要です。