ネスト用のマテリアルを使用する

Fusion Manufacturing Extension

この機能は拡張機能の一部です。拡張機能は Fusion の追加機能にアクセスするための柔軟な方法です。詳細情報

ネスト スタディを作成するときに、使用可能なマテリアルのリストから選択します。このリストは、[プロセス マテリアル ライブラリ]ダイアログで作成および管理します。ここで設定したパラメータは、[コンポーネント ソース]ダイアログのパラメータよりも優先されます。[コンポーネント ソース]ダイアログを使用する前に、ここでマテリアルを設定する必要があります。設定しない場合、マテリアルは自動的に作成されます。

[プロセス マテリアル ライブラリ]ダイアログを開く

マテリアルを追加する

  1. [プロセス マテリアル ライブラリ]ダイアログの左側のツリーで[マテリアルとパッケージ]を選択します。

  2. 次のいずれかの方法で、マテリアルを追加します。

    • [追加]をクリックします。

      最後に使用されたマテリアルがリストに追加されます。

    • [プリセットから追加]をクリックし、開いたダイアログでマテリアルを選択します。

      これにより、[アセット]フォルダのプリセットから使用できるマテリアルのリストが表示されます。

      [プロセス マテリアル ライブラリ]に追加する最初のマテリアルが、形状のネストに使用される既定のマテリアルになります。

  3. テーブル内で、マテリアルの詳細(ID やカテゴリなど)、および厚さや密度などの品質を編集します。

ネストするパラメータを設定する

マテリアルの既定のネスト値を設定します。後でネスト作成時に変更できます。

  1. プロセス マテリアル ライブラリで、ツリーのマテリアルを選択して[ネスト]タブをクリックします。

    プロセス マテリアル ライブラリ ダイアログ

  2. [有効]を選択して、ネストにこのマテリアルを含めます。

    これを選択しないと、後でネスト プロパティを調整するときにこのマテリアルを使用することができません。

  3. 必要に応じて、方向調整のための変更を行います。

    各マテリアルは、許容されるネスト方向の定義済みセットを持つことができます。この方向のセットから、パーツがマテリアル上でネストされる際に各パーツの最適な方向を選択します。(後でネストを設定するときに許容される方向を指定することもできます。)

    • [回転]: 90 度の間隔での回転プリセット

    • [偏差]: 許容されるプリセットからの偏差。たとえば、10 と入力すると、90 度の方向では、80 ~ 100 の間の偏差が許容されます。

    • [増分]: 許容される偏差増分。たとえば、2 と入力すると、10 度の偏差は増分 2 で発生します(つまり、2、4、6、8、10)。

      注: [偏差]の値を大きくし、[増分]の値を小さくすると、計算時間が大幅に長くなる場合があります。
  4. [ポジショニング]値を調整します。

    これらは、ネスト用の既定のポジショニング設定です。

    • [マテリアルの木目]: X 軸からの基準角度であり、マテリアルに木目の外観を与えます。ネストされた形状で同じ木目になるようにするには、方向と偏差角度を 0 に設定し、[フリップ]、[ミラー]、および[回転]の各ボックスを選択解除します。
    • [フレームの幅]: このマテリアルを使用するときに、形状をネスト領域の外周にどこまで接近して配置できるか。この制限は、パッケージの[トリム]値を調整することにより、それぞれの側でリファインすることができます。
    • [アイテムの間隔]: ネスト内のアイテム間の許容距離
    • [両面]: マテリアルの上部と下部でサーフェスが同じである場合に選択します。これは、反転およびミラーを考慮する場合には重要になる可能性があります。

パッケージを追加する

ネストで使用するすべてのマテリアルにパッケージが関連付けられている必要があります。関連付けられていない場合、そのマテリアルを使用している形状をネストすることはできません。[パッケージ]タブを使用してパッケージを追加します。