動的イベント シミュレーションの振幅曲線

動的イベント シミュレーションでは、ボディまたはエンティティの移動距離と速度、移動する方向、およびモーションの速度を指定できます。

荷重値が分かっている場合は、過渡荷重を適用し、[ステップ依存]を有効にして[値曲線]をアクティブにします。

荷重値は分からないが、荷重下での変位が分かっている場合は、指定された拘束により、乗数曲線で指定した手順を使用して、変位の作成に必要な荷重をソルバーに計算させます。

持続時間と振幅

シミュレーションの継続時間を指定し、その時間における過渡荷重(マグニチュード曲線)または強制変位(乗数曲線)境界条件を表す振幅曲線を指定します。

注: ファイル サイズと解析時間を削減するには、ステップ数を最小にして変位を記述します。

乗数曲線

図 1.複数のステップを示す乗数曲線の例。

注: シミュレーションの持続時間と振幅曲線の持続期間は一致している必要があります。

乗数曲線

図 2.図 1 の乗数曲線の時間ステップに一致する総イベント持続時間を示すスタディの設定。

解析時間に関する考慮事項

既定のステップ数は 1 で、荷重が単調な場合に適しています。この場合、荷重および境界条件をゼロから 1 への線形傾斜で指定します。

1 ステップのイベント シミュレーション

図 3: 線形傾斜が上に向く荷重の問題。

荷重が単調でない場合は、ソルバーが使用するステップ数を指定します。たとえば、指定した値までモデルに荷重を付加してから、荷重を除去してゼロに戻します。このシミュレーションでは 2 つのステップを使用します。

2 ステップのイベント シミュレーション

図 4: 線形傾斜が上/下に向く荷重/荷重除去の問題。

注: 必要以上のステップを指定しないでください。各ステップで、前のステップと同様の時間を解析に追加します。