このアクティビティでは、スタディ 1 - イベント シミュレーションという新しいスタディを作成し、鉄鋼スラブの厚さが 25% 減少したときに発生するひずみを評価します。スタディを設定するために、次のことを行います。
開始形状モデル[Plate Rolling (プレートの圧延)]を[Z (上方向)]でデータ パネルの[Basic Training (基本トレーニング)]フォルダから開きます。
データ パネルが現在表示されていない場合は、画面上部の [データ パネルを表示]をクリックします。
データ パネルの最上位レベル(ホーム ビュー)は、[すべてのプロジェクト]と[サンプル]の 2 つのサブセクションに分かれています。[サンプル]に到達するまでスクロールダウンします。
[Basic Training (基本トレーニング)\]フォルダをダブルクリックして開きます。
[11 - Simulation (シミュレーション)]フォルダをダブルクリックして開きます。
[Plate Rolling (プレートの圧延)]モデルをダブルクリックしてキャンバス内に開きます。
モデルを保存するパーソナル プロジェクトを指定します。
モデルを保存するフォルダを指定または作成します。
[シミュレーション]作業スペースに切り替え、新しいスタディとして[動的イベント シミュレーション]を選択します。
ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
[新規スタディ]ダイアログ ボックスで、 [動的イベント シミュレーション]を選択します。
[新規スタディ]ダイアログで、チュートリアルの概要の情報を使用して、ローラーの下を鋼スラブが移動するのに必要な時間を計算します。
[イベント持続時間]は、長さ 100 mm の鋼スラブがローラーの下を移動するのに必要な時間です。ローラーの角速度は 314.159 rad/s、または 3000 RPM です。ローラーの下部の接線速度は、次のように計算されます。
接線速度 =半径 x 角速度
または
接線速度 = 175 mm x 314.159 rad/s = 54978 mm/s
鋼スラブがローラーとかみ合うと、鋼スラブとローラーの間の摩擦によって、鋼スラブの基準速度が同じになります(約 55000 mm/s)。長さ 100 mm の鋼スラブがローラー内を約 5500 mm/s で移動するには、以下の時間がかかります。
イベント持続時間 =長さ(mm)/速度(mm/s)
イベント持続時間 = 100 (mm)/55000 (mm/s) = 0.002 秒
時間を 0.002 秒に設定すると、鋼スラブの移動範囲は約 110 mm になります。
[新規スタディ]ダイアログで、イベント持続時間を計算対象として設定します。
大きいサムネイル イメージの右上隅で、 [設定]をクリックして[設定]ダイアログにアクセスします。
[一般]設定が最初に表示されます。
[設定]ダイアログの[総イベント持続時間]フィールドに 0.002 s と入力します。
[結果の間隔の数]を 20 に変更し、スタディを作成します。
[設定]ダイアログで、[結果の間隔の数]として 20 を入力します。
[戻る]をクリックすると、変更が適用されます。
[新規スタディ]ダイアログで、[スタディを作成]をクリックしてスタディを作成し、ダイアログを閉じます。
必要に応じて、単位系を確認し、[メートル法(SI)]に変更します。
このアクティビティでは、[シミュレーション]作業スペースに切り替えてイベント シミュレーション スタディを作成し、そのパラメータを定義しました。次のことを行いました。