チュートリアル: シート メタルがローラーを通過する

このチュートリアルでは、動的イベント シミュレーション解析を使用して、鋼スラブの圧延をモデル化し、鋼板の製造をシミュレートします。これは、鋼板の製造で複数回繰り返されるプロセスで、一連のローラーを大きな鋼ビレットが通過することで最終的なプレートの厚さが得られます。ここでは、ローラーを通過する 1 つのパスをモデル化して、プレートの厚さを 25% 減らします。

ローラーの半径は 175 mm で、314.159 rad/s の固定角速度で回転します。これは 3000 RPM (毎分回転数)に対応します。これは実際の圧延機の動作よりもはるかに高速ですが、この速度での解析時間は非常に短く、結果は約 60 RPM の実際の速度と非常に類似しています。

最初、鋼スラブの厚さは 20 mm で、長さは 100 mm です。剛体ブロックによってローラーに押し出されます。次に、ローラーと鋼スラブ間の摩擦によって、ローリング プロセスでプレートが引き出されます。このチュートリアルでは、モデルの面外の厚さは 20 mm です。

このチュートリアルの内容

• 動的イベント シミュレーション スタディを作成し、そのパラメータを定義します
• 剛体を定義し、モデルの材料を変更します
• 固定および指定(時間依存)拘束を適用します
• 回転および変換の初期条件を定義します
• 接触条件を最適化します
• 解析を実行して結果を確認します

シート メタルの圧延モデルのデザイン	25% 平坦化時のシート メタルのひずみを示すアニメーション。

前提条件

• このチュートリアルを完了するには、解析を実行するために十分なトークン、または Fusion Simulation Extension へのアクティブなサブスクリプションが、ご使用の Autodesk アカウントに必要です。