このアクティビティでは、解析時間を短縮するために、接触を生成した後に接触条件を最適化します。押し出しブロックの移動が停止した後に、ローラーが鋼スラブを引っ張る接触には十分な摩擦が必要です。
最初に、すべてのボディ間に接触が生成されます。解析時間を短縮するために、可能性の低い接触(この場合は自己接触など)を抑制します。押し出しブロックとローラーは互いに接触しないので、その接触ペアも抑制します。設定を最適化したら、解析を実行して結果を確認します。
このアクティビティの内容
[既定の摩擦係数]を 0.3 にして、すべてのボディ間の接触を生成します。
自己接触および押し出しブロックとローラーの間の接触を抑制します。
ブラウザで、 [接触]にカーソルを合わせ、
[編集]をクリックして[イベント シミュレーションの接触マネージャ]ダイアログを開きます。モデル内の全ボディ間の全接触ペアのマトリックスが表示されます。
[すべての自己接触を抑制]をクリックします。
自己接触を表す各対角線の接触を通る線が描画されます。
残りの 3 つの各セルをクリックして、キャンバス内で各接触が表すボディをハイライト表示し、次に押し出しボディとローラーを表す接触について、セルを右クリックして[接触を抑制]をクリックします。
[OK]をクリックして[イベント シミュレーションの接触マネージャ]ダイアログを閉じ、選択した接触ペアを抑制します。
プリチェック ステータスを確認し、解析の実行準備が整っているかどうかを判断します。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [解析]パネル > [プリチェック])をクリックして、[プリチェック]ダイアログを開きます。
Fusion Simulation は、モデルを完全に拘束する必要がある複数の暗黙的なシミュレーション スタディ タイプをサポートしています。つまり、モデルのすべてのパーツを拘束して、剛体モードが存在しないようにします。イベント シミュレーションは、剛体モードを可能にする明示的な技術です。パーツ間の接触拘束の性質により、通常、これらのモードは制約されます。このモデルでは、鋼スラブには X 方向に自由に移動できる境界条件のセット、鋼スラブとローラーの間の接触、および押し出しブロックと鋼スラブの間の接触があり、この剛体モードを完全に拘束します。
[閉じる]をクリックして、プリチェックのダイアログを閉じます。
解析を実行します。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。
スタディが選択されていることを確認し、[1 スタディを解析]をクリックします。
解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。
ひずみの結果を確認します。
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