静的応力スタディの場合、[荷重ケース]ドロップダウン メニューの凡例にインジケータがあります。このインジケータは、結果に関する初期の詳細情報を提供することで、デザインが適切であるかどうかについてのガイダンスを示します。このインジケータには、現在のデザイン スタディで想定される状態が、強度不足、最低限の強度、十分な強度、過度に強い、の 4 つの状態で表示されます。これらの状態は、デザインの安全率の最も低い結果に基づいており、既定またはユーザが指定したターゲット安全率です。
強度インジケータは、結果に関する最初の貴重な指標として使用することができ、設計を続ける上での修正候補を提示します。このアイコンをクリックすると、さまざまな修正候補を示すダイアログが表示されます。また、このダイアログ ボックスでターゲット安全率を変更することもできます。
各インジケータの内容は次のとおりです。
強度不足 : このインジケータは、重大な警告です。現在のデザインで、解析で適用される荷重と拘束の結果として曲げまたは破壊が発生することを意味します。強度不足が表示された場合、いくつか対応できるアクションがあります。
最低限の強度 : この表示は、デザインの強度が遷移領域にあり、エラーが発生する可能性があるという警告を示しています。安全率の要件は、業界ごとに異なります。この表示は、結果の最小安全率が 1.0 ~ 3.0 の場合に発生します。(3.0 は、安全率の*[下のターゲット]*の既定です。) 業界や用途によっては、一般的な目的に使用される典型的な安全率よりも低い安全率が採用されることがあります。設計は、この安全率の範囲でも十分である可能性がありますが、慎重にレビューを行う必要があります。荷重が動的に適用されている場合、または材料に不具合がある場合(かなり一般的)は、小さい差異により重大なエラーが発生する可能性があります。
十分な強度 : この表示は、デザインが用途に適していることを予備的に示しています。ここでは、次の操作を実行することをお勧めしています。
過度な強度 : この表示は、現在のデザインがオーバースペックである可能性を示す警告です。この表示は、デザイン内の最小安全率が上限ターゲット安全率よりも大きい場合に表示されます。業界や用途によっては、既定の安全率の上限よりも大きい安全率にする必要があります。